怪我をしている野良の子猫を放っておけず保護を決意! およそ8年後の現在、「健気で甘えん坊なコ」に成長

「絶対にこのコと暮らしたい」という強い思いが、家族の心を動かした!

引用元:@ippaiasoboune

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@ippaiasobouneさんの愛猫・しっぽちゃん(取材当時、推定8才/愛称:しっちゃん)。飼い主さんはしっぽちゃんと出会い、「絶対にこの黒猫と暮らしたいと思った」といいます。

どのような経緯で、しっぽちゃんを家族として迎え入れることになったのでしょうか。飼い主さんにお話を聞きました。

実家の庭で怪我をしているしっぽちゃんを見て、いてもたってもいられず

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しっぽちゃんは、飼い主さんの実家の庭で野良猫が生んだ子猫だったといいます。しっぽちゃんを含めて4〜5匹は子猫がいたそうで、そのなかでもしっぽちゃんは体が一番小さかったそう。

ほかのコと比べて人懐っこかったというしっぽちゃんは、飼い主さんが外に出ると膝に乗って甘えてくるほどに人が好きな様子だったのだとか。

飼い主さんは、そんなしっぽちゃんのことが気になっていたようです。

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しっぽちゃんの様子を時折確認していた飼い主さんは、とある日、しっぽちゃんの異変に気がつきます。しっぽの先の毛が抜けて、皮膚がむき出しの状態になっていたのだとか。

そんなしっぽちゃんを見て「心配でいてもたってもいられなかった」という飼い主さんは、しっぽちゃんを動物病院に連れて行くことに。

この出来事が、しっぽちゃんを家族に迎えるきっかけとなったそうです。

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当時、飼い主さん以外の家族はペットをお迎えすることに否定的だったそう。というのも、しっぽちゃんと出会う半年前に、飼い主さん家族は愛犬を亡くし、悲しみからやっと立ち直りかけた頃だったといいます。

「どうすればしっぽをお迎えできるだろうか」と考えた飼い主さんは、「猫を飼うとどんないいことがあるか」を家族の前でプレゼンテーションすることに。

「スライドショーを作成し、『幸福度が増す』などを具体的に説明しました」と、飼い主さんがしっぽちゃんをお迎えしたい気持ちは相当強かったようです。

こうして飼い主さん家族は、しっぽちゃんを家族に迎えることになったのでした。

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ちなみに、しっぽちゃんを家族に迎えておよそ1年後に、血のつながりがあるという弟猫・こんちゃんも家族に迎えたそう。

しっぽちゃんはこんちゃんのことを毛づくろいしてあげたり、同じベッドで寝たりと、仲良し姉弟猫だといいます。こんちゃんが入った後のトイレを確認しに行き、うんちを隠してあげていたこともあり、飼い主さんは「なんて面倒見のいいお姉ちゃん」と驚いたのだとか。

しっぽちゃんはどんなコ?

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現在は結婚して実家を出て、しっぽちゃんと暮らしているという飼い主さん。弟猫のこんちゃんは実家で暮らしており、飼い主さん家族のもとで愛情たっぷりに暮らしているようです。

お迎え当時は小さな子猫だったしっぽちゃんも、推定8才のおとなの猫に成長しました。しっぽちゃんは、どのようなコに成長したのでしょうか。

飼い主さん:
「しっぽはとにかく甘えん坊なコです。実家を出てからは毎日私の顔の横で寝てくれたり、おもちゃで遊んでもらうまでじっと遠くからこちらを見ていたり、健気で可愛らしいです。

いきなり全速力で部屋を横切って、家族を驚かせるのも得意です(笑)」

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いつも飼い主さんの足にまとわりついてスリスリしたり、お腹を見せてころんと寝転んで上目遣いで見てきたり——しっぽちゃんは、まるで自分が「可愛い」ということをしっかり理解しているかのようだといいます。

そんなしっぽちゃんについて、飼い主さんは「魅力を惜しみなく発揮してくれます」と話しています。

しっぽちゃんへの思い

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外で暮らしていたしっぽちゃんと家族になり、幸せに暮らしている飼い主さん。しっぽちゃんと出会い、あらためてどのような気持ちを抱いているのか、今の思いを聞きました。

飼い主さん:
「しっちゃん、生まれてきてくれて、私の人生を豊かにしてくれてありがとう。これからもいっぱい遊んで、楽しく暮らしていこうね」

写真提供・取材協力/@ippaiasobouneさん/X(旧Twitter)
取材・文/凛香
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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