県内で今年度31頭出没の “クマ対策”が急務 津山市の「ツキノワグマ」人身被害で県が対策会議【岡山】

津山市の登山道で6月8日、50代の男性がツキノワグマに遭遇しケガをしたことを受け、21日、岡山県はクマが出没する地域の市町村など関係機関と対策を協議しました。

津山市奥津川の登山道で6月8日、岡山市の50代の男性がツキノワグマに遭遇し、右腕をかまれ軽いケガをしました。21日、岡山県が会合を開き、津山市など11の市町村の担当者や猟友会のメンバーらと対策を協議。人身被害を防ぐための意見が交わされ、県の担当者が登山者に注意を促す看板の設置や登山口周辺の巡視、花火による追い払いなど今後の対策について話しました。

(岡山県津山地区猟友会 牧野保会長)
「一般の方は、笛や鈴を携帯して入山してもらえれば」

(岡山県自然環境課 近藤利信課長)
「クマの住んでいるような山の深い場所に立ち入る際は、早朝夕方を避け気を付ける」

岡山県内では2024年度に31件のクマの出没が報告されていて、このうち津山市内では5月下旬から6月にかけ3頭のツキノワグマがシカ・イノシシ用のワナにかかり捕獲されています。

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