「コンコンコン…」港に響く風物詩・カキたたき 天然岩ガキ漁始まる 山形・遊佐町吹浦沖

この夏の味覚が“大好き”という方も多いのではないだろうか。
遊佐町では特産の岩ガキ漁が始まり、港には風物詩のカキの殻をたたく音が響いた。

「コンコンコン…」

この「カキたたき」は水揚げしたカキについた余分な殻や藻を、包丁やナタでこそぎ落してきれいにして商品価値を高める作業。
5月16日に漁が解禁された遊佐町の吹浦漁港では、沖で素潜り漁を終えた船が戻る午前10時すぎから港に音が響き始め、岩ガキシーズンの風物詩となっている。

吹浦沖で採れるものは、鳥海山から流れる伏流水の豊富なミネラル分で身が大きくクリーミーな味わいに育つそうで、今年は「身入り」も良いという。

「コンコンコン…」

(吹浦岩ガキの会・篠川尚宏代表)
「今年は例年並みの大きさで、うまい。生で食べるのが一番おいしいと思う」

酒田市の市場を通して県の内外に出荷される吹浦沖の天然岩ガキ。
漁は7月がピークで、美味しい時期は例年8月中旬まで続く。

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