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悪質な脱税事件を摘発する全国の国税局査察部、通称「マルサ」が暴いた脱税の手口が公開された。
一見何の変哲もない天井の蓋を開くと、断熱材の中から金属製の箱が。
中には一万円札がぎっしりと詰められていた。
この調査では、約1億1200万円の現金が押収された。
2024年3月までの1年間で、マルサが全国で告発した脱税の総額は約89億円にのぼっている。
国税庁調査査察部・高松忠介査察課長:
環境変化として、デジタル化と国際化が生じてきている。
最近では、SNSで「節税」とうたい脱税の方法を指南する犯罪も起きるなど、SNSなどの普及によって、そうした情報を身近に得やすくなっていることから、国税庁は今後も、社会変化に沿った影響の大きい事案の告発を積極的に進めるとしている。