過去最高の出来栄え…ブランドスイカ「大栄西瓜」梅雨を前に一抹の不安「『うどんこ』というのがすごく心配」

まもなくやってくる梅雨シーズンに一抹の不安を抱えているのが過去最高の出来栄えとなっている鳥取県のブランドスイカ「大栄西瓜」です。

大栄西瓜組合協議会 村岡高志 会長
「かなり大きく、大きいサイズになっています」

今や全国に知られるブランド。鳥取県北栄町で「大栄西瓜」を栽培している村岡さん。

現在、出荷のピークを迎えていて、今シーズンの大栄西瓜の糖度は過去最高レベル、シャリ感も強く仕上がっているということです。

大栄西瓜組合協議会 村岡高志 会長
「長く(スイカを)作っている人も、ここまでのスイカの出来というのは知らないなと言われるぐらい今年の出来は良い」

しかし…

大栄西瓜組合協議会 村岡高志 会長
「『うどんこ』というのがすごく心配」

葉や茎などが黄色く変色したり、白く粉状のカビで覆われたりする「うどんこ病」。梅雨の時期に発生しやすく、病気になってしまうと、今後の出荷量に大きく影響するということです。

大栄西瓜組合協議会 村岡高志 会長
「うどんこになると、もうみるみるつるが枯れていって、茶色になって、玉だけが残るみたいな。そうするとつるから栄養がいかないので、スイカが正常な熟れ方をしない」

過去最高に水を差しかねない梅雨の雨。
うどんこ病対策として、農薬散布や、栽培時に「スイカシート」と呼ばれるスイカを地面から少し浮かせるためのプラスチックを敷くなどして、徹底した管理を行っていくということです。

大栄西瓜組合協議会 村岡高志 会長
「大栄西瓜と言ったら、おいしいでしょと言われるのが普通なところがあるので、やはり僕らもそれに見合うものをしっかりと作る。」

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