本格的な登山シーズンを前に警察が山岳救助の訓練(福島)

本格的な登山シーズンを前に、警察が山岳救助の訓練を行いました。

福島市で行われた訓練には、県警の機動隊や若手警察官らが参加し、救助の手順などを確認しました。滑落して動けなくなった人を運ぶ訓練では、効率的な背負い方やロープとハーネスを使った安全な斜面の降り方などを確認しました。

県警察本部によると、県内では2023年に山岳遭難が66件発生し、5人が死亡、38人がけがをしていて、本格的な登山シーズンを前に注意を呼び掛けています。

県警察本部地域企画課の三浦広之安全対策係長は「万が一のことがあれば我々が助けますので、きちんとした準備をしていただいて、登山を楽しんでほしい。」と話していました。

警察は、山に入る際にはしっかりと計画を立て家族に行き先を伝えることや、雨具や予備のバッテリーなどの装備を徹底してほしいとしています。

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