人気カフェで客にコーヒーの粉をぶっかける、別の店でもトラブル―上海市

中国上海市にある人気のカフェチェーンで、同じ日に起きた客とのトラブルがSNS上で注目を集めた。

中国上海市にある人気のカフェチェーンで、同じ日に起きた客とのトラブルがSNS上で注目を集めた。

中国メディアによると、トラブルが起きたのは「Manner Coffee」の浦東梅花路店と威海路店。ネットに上げられた動画には、17日午前8時過ぎ、梅花路店で男性スタッフと女性客が口論になり、カウンターから出た男性スタッフが女性客に向かっていく様子や、互いに押し合いになった後、男性スタッフが女性の顔の辺りをたたく様子が捉えられている。

さらにその約2時間後、威海路店では客と口論になった女性スタッフがカウンター越しにコーヒーの粉を客に浴びせるトラブルが発生した。

梅花路店のトラブルは男性スタッフが客に謝罪して和解に至り、威海路店の女性スタッフは解雇されたという。

関係者の話によると、Manner Coffeeでは店の業績でスタッフの人数が決まり、1日の売上額が5000元(約11万円)以下の場合は1人体制になるそうだ。スタッフは注文、販売、器具の洗浄など1人でこなす必要があり、記事は「こうした仕事のリズムの中で、スタッフはさらに客からクレームを受けないようにしなければならない」と伝えている。

今回のトラブルは催促する客の姿勢を問題視する声もあり、中国SNS・微博(ウェイボー)では「時間がないならインスタントコーヒーを飲めばいい」「1人で店をきりもりするのは大変」などスタッフ擁護の声が多く上がっている。(翻訳・編集/野谷)

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