福田富一知事「6選出馬を正式表明」 秋の栃木県知事選挙

とちぎテレビ

福田富一知事は21日、自身の後援会の緊急会合に出席し、12月の任期満了に伴い行われる次の知事選挙に6回目の当選を目指して立候補する考えを正式に表明しました。

県政史上最長の5期目を務めている福田知事は、これまで自身の進退について、公の場で明らかにしていませんでしたが21日夕方、宇都宮市内で開かれた後援会の緊急代表者会議で6期目を目指した立候補への要請が決議されると、その決意を正式に表明しました。

福田知事「はばかりながら知事選挙に立候補する決意をいたしました。自ら決意したからには命、政治生命をともにかけて初心に返って戦いを進めてまいります」

その後、記者会見を開き、「栃木県が抱える課題にオール栃木で取り組んでいくために、任せてもらいたい」と立候補の理由を語りました。

71歳の福田知事は、県議会議員や宇都宮市長を経て2004年の知事選挙で当時の現職を破り初当選。5期目が最後と決めていたといいますが、任期が終わるまで半年を切った段階でその考えを変えました。知事選挙には、立憲民主党県連や共産党県委員会も候補擁立を目指しているものの具体的には決まっておらず、立候補の表明は福田知事が初めてとなります。

会合には自民党の茂木敏充幹事長をはじめ地元の国会議員などおよそ150人が出席しました。福田知事はこれまでの選挙同様自民・公明の推薦を得て戦う方針です。一方、同じく6選に向けた動向が注目される宇都宮市の佐藤栄一市長は会合を所用のため欠席しています。

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