嫉妬心から妻を探しに深夜にディスコ…批判浴びるペルー代表MFを監督は擁護

ペルー代表を率いるホルヘ・フォサッティ監督が、コパ・アメリカ2024・グループA第1節のチリ代表戦を前に、国民から批判を浴びている現在無所属のMFクリスティアン・クエバを擁護した。20日、ペルーメディアの『ラ・レプブリカ』などが報じた。

現在32歳のクエバはアリアンサ・リマ、サントス、パチューカなど中南米の名門クラブを中心に活躍するも今年2月から無所属。ペルー代表ではこれまで公式戦98試合に出場し16ゴールを記録するなど主力として活躍してきたが、負傷などの影響で約8か月間公式戦出場が無いにも関わらずコパ・アメリカを戦う代表メンバーに選出されたことが物議を醸していた。

更にクエバは、今月上旬に問題を起こしてしまう。親善試合に備えペルー代表がリマ市内のホテルに宿泊していた際に、妻が友人とディスコで誕生日を祝っているという情報を得たクエバは、深夜であるにも関わらず妻を探しにホテルを抜け出した。そして、ディスコで妻が別の男性と楽しそうに話をしている姿を見つけ、嫉妬で妻と口論をするクエバが目撃されたことが、ペルー国内でスキャンダルとして扱われた。

このような状況もあり、クエバに対し厳しい視線が向けられているなか、フォサッティ監督は「ペルーのサッカー界がクリスティアン・クエバを回復させていることを迷惑と感じている人がいるようだ。彼らは応援する代わりに、石を置いて邪魔しようとしている。しかし、何を言われようと私は気にしないよ。クリスティアンは復帰に向け治療とトレーニングのさまざまな段階を経てきたんだ。90分の出場は難しいかもしれないが、私たちが適切であると判断すれば、起用される立場にある」とクエバを擁護し、同選手を戦力として考えていることを強調した。

コパ・アメリカ2024・グループA第1節のペルー対チリの試合は日本時間6月22日(土)午前9時にキックオフ予定。両国の対戦は“クラシコ・デル・パシフィコ(太平洋に面した南米2カ国によるクラシコ)”と呼ばれ、ライバル心が前面に出た対決になることが多い。そんな1戦はサッカーキングの公式YouTubeチャンネルで生配信され、見逃し配信(アーカイブ)も一定期間対応予定となっている。

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