「アントニオ猪木が生きていたら今何ができるのかが一番大事だと絶対にそう言うはずだ」日本初上陸のノーロープ“血闘”団体『Bloodsport』開催前夜にジョシュ・バーネットとジョン・モクスリーが会見へ!

21日、都内某所にて6・22『ブラッドスポーツ武士道』両国国技館大会に関する記者会見が行われた。

『Bloodsport(ブラッド・スポーツ)』は米国のGCWを母体としてジョシュ・バーネットが主宰する格闘技色の濃いプロレスの大会。試合はノーロープのリングで行われ、3カウントフォールではなくギブアップかKOでの決着のみが認められるという、まさに“血闘”が展開される。
2019年からジョシュが主宰してきた今大会には鈴木みのるを始めとした数多くの日本人選手が参戦しており、国内ではあまり見られない組み合わせのビッグカードも実現してきた。
今年2月に日本初上陸が発表され、トーナメントを含む全11試合が行わる事となった。

会見にはメインイベントで戦うジョン・モクスリー、ジョシュ・バーネットに加え、デイビーボーイ・スミス・ジュニア、クイントン“ランペイジ”ジャクソンが登壇。
元UFC&BellatorファイターだったランペイジはRIZINファイターの関根“シュレック”秀樹と戦うが「対戦相手がどこでどういう風に戦っていようと関係ない。25年近く総合格闘技をやっているので、自分が歩んできた道は誰もが歩める道ではない。対戦相手がどんな人であろうと関係ない。お互いのタフさを見せつけられたらと思っている。パワーがすごいと聞いているので、果たして自分よりパワーがあるか楽しみにしている」とコメント。

船木誠勝と戦うスミスJrは「船木さんの試合は数多く見てきて、デイブ・フィンレーとの試合ではすごくフットワークが軽快でびっくりしました。オールラウンダーで最高のレスラーだと思った。他にも鈴木みのる、ケン・シャムロック、ヒクソン・グレイシーなどとの試合を見てきている。食事をしたこともあるが、リングで対峙した時にヒクソン・グレイシーなどが語っている事がわかった。普段とリング上のオーラが全く違う人なんだと凄みを感じました。船木は侍の心を持っていて非常に危険な相手。明日はそれぞれのベストを出し尽くせたほうが勝つ」と真剣な表情で語る。

IWGP世界ヘビー級王者として立つこととなったモクスリーは以前のブラッドスポーツでジョシュに敗北していることに触れ、「1番悔しいと思ったのは勝敗ではなく、ものすごい僅差の試合だったこと。もう少しで勝てた。明日は本当にどうなるかわからない、戦いの魂、本物の魂というのを自分は見せて、世界中、日本中のファンにいいものを見せたいと思う。玄関から一歩出たら新日本の代表としているんだという心を忘れたことはないが、プロレスラーではなく1人の人間として生きている。もしアントニオ猪木が生きていたらジョシュ・バーネットが何なんだと言うだろう。今何ができるのかが一番大事だと絶対にそう言うはずだ」とリベンジを誓う。

ジョシュは「(IWGP王者と戦えて)プロレスで最強は誰かと証明するチャンスでもあるし、オフィシャルにベルトに挑戦する権利を得られるかもしれない。チャンスは与えられるものではなく自分で掴むものだとモクスリーはわかっていて、そこに向かって常に前に進んでいるところが一番強いところ。お金より一番大事なのは強いインプレッションを残して、沢山の人が面白いと思うような大会にしないといけない。見たことがないような大会にして人の心を動かしてインスパイアさせて、人生が豊かなものになってやる気に満ちたり心に火がついたり、そういうものにならないといけない。猪木さんに今度会えるのは天国かもしれないが、天国で会った時には猪木さんの弟子としてどれぐらいできたのか、認めてもらえたら嬉しいです」とプロモーターとしての思いを語った。

ブラッドスポーツ武士道は両国国技館で15時にスタートする。日本初上陸のノーロープの激しい戦いがどのような結果になるのか注目だ。

『ブラッドスポーツ 武士道』
日程:2024年6月22日(土)
開始:15:00
会場:東京・両国国技館
チケット:https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=50930

▼メインイベント
ジョシュ・バーネット
vs
ジョン・モクスリー

▼ワンマッチ
鈴木みのる
vs
ティモシー・サッチャー

▼ワンマッチ
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
vs
関根“シュレック”秀樹

▼ワンマッチ
桜庭和志
vs
サンティーノ・マレラ

▼ワンマッチ
船木誠勝
vs
デイビーボーイ・スミスJr.

▼ワンマッチ
エリック・ハマー
vs
マイク・オハーン

▼女子ワンマッチ
小波
vs
福田茉耶

▼トーナメント決勝戦
一回戦・第1試合の勝者
vs
一回戦・第2試合の勝者

▼トーナメント一回戦 第2試合
野村卓矢
vs
トッド・ダフィー

▼トーナメント一回戦 第1試合
佐藤光留
vs
鈴木秀樹

▼オープニングマッチ
飯塚優
vs
阿部史典

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