EDIFIER、独自の第2世代平面磁界型ドライバーを搭載したBluetoothヘッドホン「STAX SPIRIT S5」

EDIFIER INTERNATIONALは、ロスレスおよびハイレゾ相当のワイヤレス伝送に対応した平面磁界型Bluetoothヘッドホン「STAX SPIRIT S5」を6月30日(土)に発売する。価格はオープンだが、税込69,880円での実売が予想される。

EDIFIER「STAX SPIRIT S5」

独自開発の平面磁界型ドライバー「EqualMass」を搭載するBluetoothヘッドホン。EqualMassは2022年発売の前モデル「STAX SPIRIT S3」から改良を加えており、さらに高音質な第2世代に進化させたとしている。

ドライバーの基板は、ポリマーフィルムに精密な銀メッキとレーザー加工を施すことで2μmの薄さを実現し、優れた過渡応答を発揮。また、新開発の技術を用いた等間隔の内部配線により、振動板の質量を単位面積当たり均等に分散させることで、振動板の分割振動を大幅に低減。音の歪みを抑えているという。

独自の平面磁界型ドライバー「EqualMass」を第2世代に改良

さらに、振動板の動きを高度にバランスさせるという「対称サスペンション設計」を採用。全帯域にわたり原音に忠実な再生を実現したと謳っている。

Bluetoothでは、厳しい性能基準を満たす必要があるクアルコムのワイヤレスオーディオプラットフォーム「Snapdragon Sound」に準拠。コーデックは96kHz/24bit対応のaptX Adaptiveをはじめ、LDAC/LHDC/aptX Lossless/aptX HD/aptX/AAC/SBCと幅広くサポートする。

ワイヤレス接続のほか、付属の3.5mmケーブルまたはUSB-Cケーブルでの有線接続にも対応する。日本オーディオ協会が定める「ハイレゾオーディオワイヤレス」および「ハイレゾ」規格に準拠し、ワイヤレスでも有線でも気軽に高品質なサウンドが楽しめるとしている。

有線/無線どちらでも高品質なサウンドが楽しめるとする

Bluetoothのマルチポイント接続にも対応しており、ペアリングされた2台のデバイスを素早く切り替えることが可能。加えて、Google Fast Pairもサポートし、Androidデバイスでは画面上の通知をタップするだけでペアリングが完了する。iOS/Android OSアプリ「Edifier ConneX」を利用することで、コーデックの設定や再生モードの選択、イコライザーによる音質調整などもできる。

連続再生時間は最大約80時間。イヤーパッドは交換が可能で、柔らかく軽量な「ラムスキン」と、通気性に優れた「クールメッシュ」の2種類を同梱する。質量は約347g。

なお本製品は、6月22日(土)、23日(日)に東京国際フォーラムで開催される「OTOTEN2024」ガラス棟 B1F ロビーギャラリーにて出展予定。同社では本製品と共に、現在開発を進めているという平面磁界型ドライバー搭載の完全ワイヤレスイヤホン「STAX SPIRIT S10」も参考出展するとアナウンスしている。

開発中の平面磁界型完全ワイヤレスイヤホン「STAX SPIRIT S10」とともに、OTOTEN2024で出展予定

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