磐田FW石田雅俊が韓国1部最下位へ完全移籍「古巣復帰歓迎」の声も

石田雅俊 写真:Getty Images

ジュビロ磐田所属FW石田雅俊は、今週末にも韓国1部・大田ハナシチズン復帰が正式決定する模様。現地メディアがメディカルチェック通過を報じたほか、韓国では同選手の古巣復帰を歓迎する声が挙がっている。

2018年に京都サンガを契約満了により退団した後、安山グリナースFC、水原FC、江原FCと韓国国内クラブを渡り歩いていた石田。大田では2021年6月から約1年半にわたりプレー。2022シーズンに10ゴールを挙げ、1部昇格に大きく貢献すると、翌2023シーズンはリーグ戦25試合の出場で6ゴール3アシストをマーク。シーズン終了後に韓国国内クラブからのオファーが報じられる中、磐田へ完全移籍していた。

しかし磐田の一員として迎えた今季は、ここまでJ1リーグで3試合の出場。先月25日開催のJ1第16節湘南ベルマーレ戦から公式戦4試合続けてベンチ外となるなど、序列アップの気配がない中、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は今月21日に韓国サッカー関係者の話として「大田は石田を完全移籍で獲得することで合意。21日までにメディカルチェックを完了した。近日中に公式発表がある」と伝えている。

これによると、石田が磐田へ加入した後も韓国国内クラブが同選手に関心を寄せていたものの、選手サイドは磐田残留の意思を見せていたという。しかし、パリ五輪予選敗退のU23韓国代表を率いていたファン・ソンホン氏が今月はじめ大田監督に就任すると、状況が一変。大田を率いていた2020年にも石田の獲得を望んでいただけに、選手サイドとの交渉が進んだという。

また石田の大田復帰報道を受けて、韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板では「石田の古巣復帰を歓迎するよ!」「石田、韓国に戻ってきて!」といった好意的なコメントが相次いで投稿されている。

なお、大田は韓国1部リーグ第17節終了時点で3勝6分8敗と最下位に低迷。チーム全体のゴール数は「16」とリーグで2番目に少ない。

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