【体操】橋本大輝 負傷した右手中指の状態は約60%「団体で金も獲りたいし…」

公開練習で取材に応じた橋本大輝

体操男子で東京五輪2冠の橋本大輝(22=セントラルスポーツ)が、5月のNHK杯前に負傷していた右手中指の状態を明かした。

パリ五輪の男子代表選手が21日、都内で練習を公開。橋本は4月の全日本個人総合選手権で4連覇を達成したが、NHK杯は開幕前に中指を痛めて棄権していた。

橋本は「今日は全6種目を試合のように、最後までやり切ろうと思っていた。平行棒でまだ(中指に)痛みがあるので、100%が最高の状態だとしたら、まだ60%ぐらい。平行棒以外は痛みが少ないので、集中できました」とまずまずの表情を見せた。

15日から、6種目を通して本格的な練習を再開したという。「久々に高強度の練習をして疲れも残っているので、来週の1週間に関しては疲れを取りながら。再来週の合宿で、しっかり出発前にいい練習がつめたらいい。自分と向き合いながら、トレーナー、コーチとも話し合っていきたい」と五輪本番までの展望を語った。

東京五輪の団体で2位。日本のエースとして「団体で金も取りたいし、個人(総合)でも金を取る。ほかの代表メンバーを気にしつつ、常に自分を高めていかないといけない」と意気込んだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社