コパ・アメリカ選外のビダルがチリ代表監督に自身をアピール 「彼はビダルが何者かを知っているはずだ」

チリの名門コロコロに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、チリ代表を率いるリカルド・ガレカ監督に関してコメントをした。20日、『ESPNペルー』などが報じた。

現在37歳のビダルは、2006年に母国の名門コロコロでプロデビュー。2007年夏にはレヴァークーゼン移籍を果たし欧州に戦いの場を移すと、ユヴェントス、バイエルン、バルセロナ、インテルで数多くのタイトルを獲得。そして、2022年夏にヨーロッパに別れを告げると、フラメンゴ、アトレチコ・パラナエンセでプレーし、今年1月にコロコロへの復帰を果たしていた。

またビダルは、チリ代表として公式戦142試合に出場し36ゴールを記録。昨年までチリ代表を率いたエドゥアルド・ベリッソ監督のもとでも先発出場を中心に多くの出場時間を確保していたものの、今年1月にリカルド・ガレカ氏がチリ代表監督に就任以降は代表での出場はなく、コパ・アメリカ2024のメンバーからも外れていた。

そんなビダルは記者からチリ代表を率いるガレカ監督についての意見を求められると、「自分は彼のことを知らないので何も言えない。しかし、ガレカ監督はビダルが誰であるかを知っている。ガレカ監督が(チリ代表指揮官就任前に)ペルー代表を率いていた8年間、自分がペルーに対しどれだけ多くのゴールを決めたかを知っているだろう」と、ガレカ監督は自身の能力を十分に知っているはずだと語った。

更にビダルは「もちろんワールドカップ予選に出場したい。それは自分がコロコロでどうプレーするかにかかっているが、自分自身に大きな自信を持っている」と語り、再びチリ代表としてプレーしたいとアピールした。

一方で、ビダルはコパ・アメリカ2024・グループA第1節のペルー戦に関して「チリ代表の勝ち点3を願っている。コパ・アメリカでのペルー戦はいつものように難しい試合になるだろう。しかし、チリ代表は素晴らしく自信を持ったチームだ。選手たちが強みを生かしてくれることを願っている」と語り、チリ代表の健闘を願った。

コパ・アメリカ2024・グループA第1節のペルー対チリの試合は日本時間6月22日(土)午前9時にキックオフ予定。両国の対戦は“クラシコ・デル・パシフィコ(太平洋に面した南米2カ国によるクラシコ)”と呼ばれ、ライバル心が前面に出た対決になることが多い。そんな1戦はサッカーキングの公式YouTubeチャンネルで生配信され、見逃し配信(アーカイブ)も一定期間対応予定となっている。

【ハイライト】コパ・アメリカ2024 アルゼンチン vs カナダ

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