サヨナラ勝ちの阪神・岡田監督 代走・植田の本塁突入に「あんなん止めたら、もう辞めるよ、俺はもう」

 サヨナラ勝ちし、岡田監督(中央)は藤本コーチと握手する(撮影・山口登)

 「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで3連勝とし、リーグ戦再開初戦を白星発進で決めた。貴重な勝利で首位・広島に1.5差に迫った。DeNA外野陣が前進守備を敷く中、九回2死一、二塁の場面で生まれた小幡の右前打で本塁に突入した代走・植田のヘッドスライディングでの生還に岡田監督は「いや、そらかえるやろ」と当然のプレーだと語った。

 岡田監督は「あの場面で、何を言うてんの。あんなん止めたら、もう辞めるよ、俺はもう。何を言うてんの、そんなん当たり前やんか」と指摘した。

 今季2度目のサヨナラ勝ちを飾った18日の日本ハム戦では、梅野がセーフティースクイズを試みた場面で本塁に突入してしまった前川の判断ミス、代打・原口の右邪飛で本塁に突っ込まなかった森下の走塁など、相次ぐ走塁ミスに苦言を呈していた。

 小幡の打球は速いライナーで、DeNAの外野陣も前進守備を敷いていたが、18日の試合で岡田監督から叱責されていた藤本三塁コーチが腕を回して本塁突入を指示。植田が快足でサヨナラのホームを陥れた。

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