女子トイレでスマホ盗撮80回 勤務中、捜査車両使った時も…起訴された巡査部長を懲戒停職3カ月、本人は依願退職 鹿児島県警

 鹿児島県警は21日、トイレに侵入して女性を盗撮したなどとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの罪で起訴された、枕崎署地域課巡査部長の男(32)を停職3カ月の懲戒処分にした。巡査部長は同日付で依願退職した。「被害者はもちろん、県民や組織など多くの方々に迷惑をかけて申し訳ない」と話しているという。

 県警によると、巡査部長は2019年9月17日~23年12月23日の間に少なくとも計80回、女性用トイレに侵入して性的姿態を撮影した。枕崎署在任中は37回、うち9回は勤務中で捜査車両を使ったこともあった。23年7月20日には、業務以外の目的で、1人の被害女性の住所などの個人情報を不正に照会した。

 同事件を巡っては、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で起訴された前生活安全部長が、24年6月5日に鹿児島簡裁であった勾留理由開示手続きで「野川明輝本部長が県警職員の犯罪行為を隠蔽しようとした」と主張した事件の一つだった。

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