女子プロレス「スターダム」の〝超新星〟天咲光由（２２）が、〝姉貴分〟との約束を果たす。
２２日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会で行われる極悪ユニット「大江戸隊」と「クイーンズ・クエスト（ＱＱ）」の最終決戦で、ＱＱの天咲は上谷沙弥、ＡＺＭ、妃南、レディ・Ｃと組み、大江戸隊の刀羅ナツコ＆渡辺桃＆テクラ＆吏南＆琉悪夏と対戦する。試合は大江戸隊の契約書改ざんにより「最終敗者以外４人ユニット追放イリミネーションマッチ」として行われる。
決戦前夜の若手主体興行「ＮＥＷ ＢＬＯＯＤ １３」（東京・ニューピアホール）で天咲は妃南と組み、大江戸隊の吏南、ＪＵＳＴ ＴＡＰ ＯＵＴの稲葉あずさ組と激突。敗れはしたものの、大江戸隊討伐に向け闘志をさらにみなぎらせた様子だ。
「契約書の改ざんまでして、あんなの最低ですよ。詐欺じゃないですか？ 新宿スワン見てるかと思いました。でも、どんな汚い手を使ってきても、ＱＱが勝つだけの話なので」と怒りをにじませつつ「これまでもＱＱはたくさんのピンチに打ち勝ってきた。これまで通りＱＱのみんなを信じて勝ちます」と言い切った。
３月にはデビュー当時から慕っていたＱＱのリーダー・林下詩美が退団し、先日、上谷が新リーダーに就任。天咲は「上谷さんが先頭に立ってくれていたから詩美さんがいなくなった後も、ＱＱは解散せずに同じ方向を向いてやってこれた。最近は上谷さんと話す機会が増えて、面倒を見てもらってます。これからも信じてついていきます」と誓う。
ここまでＱＱを守りたいと思うのは、詩美と交わした〝約束〟があるからだ。詩美は退団前、メンバーに「これからもＱＱを守ってほしい」と伝え団体を後にした。天咲は「詩美さんがいなくなってＱＱの戦力が低くなっているのはわかっていたので、自分も少しでも力になれるようにと練習してきました。詩美さんのＱＱへの思いもあるのでユニットをなくすわけにはいかない。絶対に守ります」。超新星が老舗ユニットを存続させる。
