【バレーボール】石川祐希、高橋藍ら男子人気過熱のウラで…古参ファン苦言「ありがた迷惑です」

男子代表の人気を牽引する石川祐希(左)と高橋藍

バレーボール男子日本代表の〝大フィーバー〟に、古参のファンから戸惑いの声が上がっている。

パリ五輪で52年ぶりのメダルが期待される男子代表の注目度は右肩上がり。主将・石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)らを一目見ようと、ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第2週福岡大会(4~9日)には多くのファンが来場。会場ではアイドルのコンサートばりの黄色い歓声が飛び交った。

バレー人気の勢いが日に日に増す一方で、悩みの種もあるという。ある古参のファンは「うれしいようなうれしくないような感じ」と切り出した上で「何かアイドルと勘違いしてる方が本当に多い印象。『バレーを見に来ているという認識で合っているよね?』と思ってしまう。バレーを好きになることすらなく、お目当ての選手のみ見に来るファンが増えるのはありがた迷惑です」と苦言を呈した。

実際にVNL福岡大会では選手の宿泊先で執拗な出待ちを行うなど、マナー違反を犯す一部ファンの姿もあった。21日のVNL予選ラウンド第3週フィリピン大会では、オランダに3―0で勝利。異国の地でも多くのファンが声援を送っているが、今後はファン側のモラルも問われそうだ。

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