人気の「湘南マンゴー」収穫ピーク 平塚、8月上旬まで4千個を出荷へ

湘南マンゴーを手に持つ臼井代表=20日、平塚市徳延

 「湘南マンゴー」の収穫が「臼井園芸」(平塚市徳延)で最盛期を迎えている。県内での栽培は珍しいとされる「逸品」で人気が高く、毎シーズン完売しているという。

 ビニールハウスを使い鉢植えで育てるマンゴーは「アーウィン」「キーツ」「玉文」「金密」「紅象牙」の5品種。3月上旬にはミツバチによる授粉作業を行い、丹精込めて育ててきた。今年は授粉の時期に天候が悪かったため、個数は少ないものの、試行錯誤を重ねたことで、年々甘みが増しているという。

 今シーズンは8月上旬まで、約4千個の出荷を見込んでいる。2019年から栽培している臼井秀企代表(60)は「水加減を工夫したことで昨年より甘くなった」と話している。

 臼井園芸の直売所やJAあさつゆ広場(同市寺田縄)で購入できる。問い合わせは、臼井代表電話080(5017)1871。

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