入学金、辞退後の返金実態調査へ 私立大納期限早すぎ、有志が計画

入学金実態調査の費用を募るクラウドファンディングのページ

 合格した私立大に支払う入学金の納入期限が早すぎ、入学辞退しても返金されないとして、有志グループ「入学金調査プロジェクト」が全国規模で実態調査を行うための費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。受験先を絞らざるを得ない状況とみられ、改善につなげたい考えだ。

 グループによると、全国大学生協連の新入生調査では、入学しなかった大学に30万円前後を支払ったとのデータも。第1志望の合格発表前に、別に受けた大学の納入期限が設定されていることが一因とされる。

 実態調査は18~20歳の大学生を対象に7月から始める予定。今月末までCFサイト「For Good」で支援を受け付ける。

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