日本代表の“Y-3”新ユニフォーム、パリコレで発表に伊メディア称賛「最も待ち望まれていたコラボ」

新ユニフォームが発表【写真:徳原隆元】

藤田譲瑠チマ、長野風花がランウェイに登場

日本代表の新ユニフォームが6月21日、パリコレで発表された。日本のファッションデザイナー山本耀司氏が手掛けるアディダスとのコラボブランド「Y-3」のステージに登場し、U-23日本代表MF藤田譲瑠チマとなでしこジャパン(日本女子代表)MF長野風花がモデルを務めた。イタリア誌「NSS Magazine」は「日本とY-3のコラボレーションは、おそらくサッカー界で最も待ち望まれていたコラボレーションの1つ」と待望の1着だと伝えた。

山本氏が手掛けるブランド「Y-3」は2014年と2024年にレアル・マドリードのユニフォームを2度デザイン。そのなかで、母国日本のユニフォームを手掛けた。コンセプトは「FIRE(炎)」で各カテゴリー日本代表ユニフォームを通して一貫したモチーフとなる炎のグラフィックは、山本氏によるデザインとなり、日本代表が持つ「揺るぎない強さ」、そして「日本と言う国が持つ神秘的な力」を表現しているという。一つ一つの炎は選手やサポーターを表しており、各々の思いが渦を巻き集まって「炎の目」となることで、その力が日本代表の力として高く舞い上がる様子を表現しているという。

藤田が着用した日本代表のホームキットはネイビーカラーが基調となり、前面にはブルーの炎のようなデザインが施されている。さらに代表チームのエンブレムロゴが中央に配置されているのも特徴的。歴代の代表ユニフォームとは一線を画すような斬新なビジュアルで、世界的に有名なファッションブランドの新作発表会「パリ・コレクション(通称パリコレ)」の「Y-3」の舞台という豪華な発表となった。

同誌は「アディダスは2022年にウェールズ・ボナーデザインのジャマイカ代表ジャージで行ったように、今回は日本代表の試合用ジャージをファッションショーで紹介」とパリコレの様子を公式インスタグラムで明かし、公式X(旧ツイッター)では「日本とY-3のコラボレーションは、おそらくサッカー界で最も待ち望まれていたコラボレーションの1つ」とした。

今回発表されたユニフォームはパリ五輪で着用すると見られる。五輪が行われる地で堂々“デビュー”を飾った新ユニフォームにはこれからも大きな注目が集まりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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