完全貸切の奥出雲グランピング!カスタム可能な自由度が最高すぎた…!

地域ブランド調査では下位に甘んじることが多い島根県。
「しかし、魅力的なスポットはたくさんあるはず」と思った編集部は、奥出雲を深堀りすべく取材に出発。
完全貸切のグランピング施設にも泊まってきたぞ!

【ぐるっと鬼の舌震(したぶるい)】散策+サイクリングで名所巡り

急流の浸食によって作られた全長約2kmのV字峡谷「鬼の舌震」。
宇根駐車場から下高尾駐車場まで約2.3kmの遊歩道を歩いて巨岩や渓谷美を楽しめるが、往復するのは大変だ。
しかし行きは散策、帰りはサイクリングが楽しめる「ぐるっと鬼の舌震」なら、気軽に楽しめる。

全長160m、高さ45mの「舌震の“恋”吊橋」から見る景色は迫力満点。

遊歩道はバリアフリー化されているので気軽に歩ける。

鬼が涙を流しているように見える「鬼の落涙岩」。

下高尾駐車場からの帰り道は、自転車で宇根駐車場へと戻る。

島根県仁多郡奥出雲町三成
TEL.0854-54-2260(奥出雲町観光協会)
営業時間/8:30〜17:00
定休日/無休 レンタサイクル/大人500円、子ども300円(要予約)

【仁多米食堂】かまど炊きのブランド米がうまい!

奥出雲ポークと地元産キノコを使った「奥出雲ポークとキノコのせいろ蒸定食」。

奥出雲町サイクリングターミナルに併設する食堂。
地元の味を楽しめる「奥出雲ポークとキノコのせいろ蒸定食」(1430円)や「奥出雲和牛カレー」(990円)が人気。
お米マイスター監修のかまど炊きによる仁多米がおかわり自由というのもうれしいサービスだ。

アツアツでいただけるのがせいろ蒸しのいいところ。

お土産でも買える「奥出雲和牛カレー」が、地元野菜のトッピングで食べられる。

奥出雲町が誇るブランド米・仁多米がおいしい「仁多米食堂」。

TEL.0854-54-2100
営業時間/11:00〜14:30(LO.14:00)、17:30〜20:00(LO.19:30)
定休日/無休(臨時休業あり)

【包丁作り体験】世界にひとつだけの包丁を作ろう

4代に渡って鍛冶職人の技を受け継いできた「雲州忠善刃物」。
そこで、たたら製鉄によって作られた鉄や鋼を使った包丁作りを体験できる。
完成した世界にひとつだけの包丁は切れ味抜群。
持ち帰ることができるので、キャンプ場でも家庭でもすぐに使用できる。

鋼を約850℃のコークスに入れて熱していく。

叩きながら徐々に包丁の形に成形。素人にはなかなかの重労働だ。

包丁には名前など、好きな文字を刻印してもらえる。

できあがった世界にひとつだけの包丁。自作だけに愛着が湧く。

仁多郡奥出雲町三成712-7(雲州忠善刃物)
体験問合せ/TEL.0854-54-2260(奥出雲町観光協会)
営業時間/9:30〜、13:30〜(所要時間:約3時間)
定休日/日曜、祝日、年末年始(体験日相談可)
体験料金/3万3000円

【奥出雲ワイルドグランピング】完全貸切で楽しさをカスタムできる!

ソロから50人まで対応できる1日1組限定のグランピング施設。
完全貸し切りというだけでなく、利用スタイルや食事プランなども自由にカスタムできる。
予約時に相談すれば、可能な限り対応してくれる。
また周辺に民家がないので、時間を気にせず楽しめるのも魅力。

しまね和牛をはじめ、イノシシやシカなどのジビエも楽しめる。

炭や食材の準備もおまかせ。内容は予算に応じた相談も可能だ。

手作りファニチャーでコーディネートされたおしゃれなリビング。

テント内にはベッドが並ぶ。シンプルながら居心地がいい。

貸し切りなのでまわりを気にすることなく楽しむことができる。

島根県仁多郡奥出雲町下横田1652-1
TEL.0854-52-0755
料金(1名)/カスタムプラン:1万9800円、ベーシックプラン:2万7500円、エグゼクティブプラン:5万9400円

PHOTO/中里慎一郎
TEXT/牛島義之
MODEL/長廻雅美(しまね観光大使)
出典/ガルビィ2024年4月号

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