「ほぼ全裸」ポスター巡り苦言のひろゆき氏らに嚙みつく…セクシー女優の"場外乱闘"が思わぬ展開に

選挙ポスターを巡っては問題ばかり…(C)日刊ゲンダイ

東京都知事選の"ほぼ全裸ポスター"に批判が相次いだ問題で、候補者で元埼玉・草加市議の河合悠祐氏が21日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。『警視庁に呼ばれて、社会的に問題視されているポスターについて、迷惑防止条例違反に当たる可能性があるとして「警告」を受けました』と報告した。

すぐに全てのポスターを剥がすために動いているようだが、河合氏はXで掲載した理由を『公職選挙法上はどんな内容のポスターでも合法であること』や過去に同レベルと考えられる肌の露出を行なったポスターを出していた候補者がいたことから、『前例に習い、合法の範囲内という認識でこのポスターを作成した趣旨です』と説明している。

このポスターはレースクーンなどとしてタレント活動する桜井MIU氏がモデルになっており、ひろゆきこと西村博之氏は20日、Xを更新し『「子供が見る」という視点が全くないのか、頭が悪いのか、どちらなのでしょうか? これが合法なんて世も末ですね』と投稿。

日本維新の会の金澤ゆい氏も『写真を載せる気にもならない、ほぼ全裸のポスター。見かけた方はすぐに警察に通報してください。こんなの子どもたちに見せるわけにいきません。そもそも大人も不快です。真剣に政治をやろうとしている私からするとかなり舐めているし、そもそも同じ女性として恥ずかしいです』などと苦言を呈していた。

“ほぼ全裸ポスター”は物議を醸したが、彼らや批判するユーザーの投稿を引用し、応戦しているのがセクシー女優の月島さくら。月島は自身のXで『子供が見ても問題ないレベルに修正がされているし合法なのよね。見せちゃダメと思うのは、自身が女性の裸体をやましい気持ちで見ているからというだけの話』『男性が良くて女性がダメ?ふざけてんの?女性を馬鹿にしてんの?としか思えない』などと主張。2015年の千代田区議会選挙でほぼ全裸ポスターを掲出した男性候補を引き合いに不満を爆発させた。

2020年の都議会北区補欠選挙の際、アベノマスクをブラジャーに見立てた選挙ポスターで賛否を呼んだ現港区議の新藤加菜氏(31)も、当時ポスターの胸の部分にシールを貼って対応している。23年の港区議選で、月島は新藤を応援していることもあってか、先の男性候補とケースと比較し、女性の露出だけが問題になることに怒りを覚えているようだが……。ファンからは《月島さくらさんのフォロー解除しました。主張に賛同できるところはいくつかあったんですけど、ほぼ全裸のモデルによる扇情的なポスターを通学路上に掲示してるの指して「子供は見ても何も思いません」というのは、社会と折り合う責任がある性風俗産業従事者として絶対にあってはならないと思う》と厳しい意見も。

また、男性候補については《あれは候補者本人が裸になっていたしな》などと、同じキワドイポスターでも本人ではなく女性を使ったポスターを掲出した河合氏に不快感を覚えた有権者もいたようだ。

この問題については、神田外語大学講師のジェフェリー・ホール氏がXで「日本の選挙ポスターにほぼ裸の人物が登場するのは初めてではない」と2015年の男性候補のポスターとともにポスト。イーロン・マスク氏もXで「Bold(大胆な)」と反応している。

思わぬ反響でグローバルな注目を得たのは確かだろう。

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