中川市長に猛省促す 上越市議会 抗議文手渡す

渡邉議長(右先頭)が中川市長に抗議文を手渡し、猛省を促した

上越市議会は18日の市議会本会議で失言した中川幹太市長に対し、全会一致で抗議することを決め、21日、渡邉隆議長らが中川市長に抗議文を手渡した。中川市長は「反省しながらしっかり頑張っていきたい」と述べた。

失言を巡っては18日の本会議で、一部の議員が中川市長に対する問責決議案を提案したが賛成少数で否決。反対した市議への市民の風当たりは強く、対応が注目されていた。

抗議文は「今回の失言で関係者を大いに傷つけたことは、取り返しのつかない重大な過ち」だとして、二度と繰り返さないよう求めている。渡邉議長は抗議文とともに、2021年11月の就任当時に述べた中川市長本人の所信のコピーを手渡した。

渡邉議長は面会後「しっかり反省し、県内3番目の大きさの自治体の首長として、任期まで頑張ってほしい」と述べた。

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