三菱UFJ銀行は21日、名古屋市中区の同行名古屋ビルで、スタートアップと中部地方の取引先などとの事業共創を図るイベント「MUFGスタートアップサミットin名古屋」を開催した。同行の取引先200社などから330人が参加。スタートアップ13社が自社のビジネスモデルを発表したほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の企業によるトークセッションなどが行われた。
会場では、スタートアップによる発表やパネルディスカッションのほかスタートアップのブースを設け、スタートアップと企業の担当者が商談する姿も見られた。
オープニングでは愛知県の大村秀章知事が「県は国内最大のスタートアップ支援拠点『ステーションAi』を10月にスタートさせる。愛知から日本のスタートアップを盛り上げたい」とあいさつした。
また報道陣に対し、同行の高原一郎取締役副頭取執行役員は「中部地方は産業が集積しスタートアップの可能性が広がっているが、地域企業とスタートアップとの間には距離感がある。スタートアップと企業などをつなぐ役割を果たしていきたい」と語った。
同様のイベントは、7月9日に豊橋市でも開く予定だ。