「那珂かぼちゃ」味わって JA常陸、直売所で祭り 茨城

那珂かぼちゃを求めて多くの人が訪れた直売会=那珂市後台(JA常陸提供)

茨城県那珂市特産品の「那珂かぼちゃ」のおいしさを多くの人に知ってもらおうと、JA常陸・那珂カボチャ部会は、同市後台のJA常陸那珂直売所で「那珂かぼちゃ祭り」を開いた。多くの家族連れなどが足を運び、那珂かぼちゃを買い求めた。

那珂かぼちゃは同部会を約40年前に立ち上げて生産を開始。1本のつるに1個の果実で栄養を集中させる栽培方法と、完熟してからの収穫を徹底し「ポクポク」とした栗のような食感とこくのある甘みが特徴。2020年度に市特産品ブランドに認証された。

祭りは、例年収穫が本格化する6月中旬の土曜に開かれ、恒例となっている直売会。今回は15日に開いた。

今年は1.5~2キロの2Lサイズが1600円、2キロ以上の3Lサイズが1900円と、いずれも通常より300円安い価格で販売した。一時は行列ができるほど人気を集め、約1000個を売り上げた。

同部会の小林行夫部会長は「毎日手間暇を惜しまず、こだわりを濃縮したこくのある那珂かぼちゃをぜひ皆さんに味わってほしい」とPRした。

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