「キウイに似ているが…おいしくありません」 つる性植物の実、山沿いに鈴なり 沖縄・国頭村

 沖縄県国頭村辺土名の森林公園近くで7日、シークヮーサー畑を囲む山沿いにつる性植物で実がキウイに似ているナシカズラ(マタタビ科)が鈴なりに実を付けているのが確認できた。

 ミカン畑を手入れしている同区の岸本宮子さん(65)は「つるが伸びて厄介だったので、1度は、つるを根元から切ったが再び伸びて1月ぐらいから結実し始めた」と話し、「キウイに似ているが酸っぱくておいしくありません」と苦笑いした。

 長さおよそ3センチの実は確認できる範囲だけでも100個はあるという。ナシカズラの方言は地域によってグガやグーガなどと呼ばれている。近くにはエゴノキの実を付けた個体もある。

(玉城学通信員)

輪切りにするとキウイのような中身のナシカズラ

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