夏の甲子園大分大会 組み合わせ決定 シード4校の主将が意気込み語る 【大分県】

7月6日に開幕を迎える「第106回全国高校野球選手権大分大会」の組み合わせが決まった。憧れの甲子園を目指し、43校が熱戦を繰り広げる。

注目の開幕戦は大分商業と大分高専に決まった。第1シードは大分舞鶴と明豊。大分舞鶴は強力打線を武器に、初の夏の甲子園出場を目指す。明豊は今春のセンバツに出場。続く春の九州大会を制覇し、大会4連覇に向けてチームの仕上がりは順調だ。第2シードは、春の県選手権を制した鶴崎工業と好投手をそろえる佐伯鶴城。選手層の厚い明豊が頭一つ抜けた感はあるが、シード校を軸に優勝争いが予想される。

組み合わせ抽選後にシード4校のキャプテンが意気込みを語った。

第1シード・大分舞鶴

若杉悠諒(3年)

「組み合わせが決まり、気持ちが引き締まった。春の大会では思うような結果が出なかったが、チームの雰囲気は悪くない。個々で優れた選手はいないが、一丸となって戦いたい。第1シードとなったがおごることなく、一生懸命プレーすることに集中したい。ここ数年の夏の大会は準決勝、決勝で負けている。悔しい思いをした先輩たちの思いを背負って優勝を目指す」

第1シード・明豊

山内真南斗(3年)

「春にセンバツ甲子園に出場し、持ち味の攻撃で結果を出せなかった悔しさがある。もう一度あの舞台で試合をしたい思いは強くなった。夏の大会は何が起こるか分からない。だからこそ目の前の試合に集中して、どんな内容でも勝つことが重要。大会4連覇は意識していないが、優勝することしか考えていない」

大分舞鶴・若杉悠諒主将

第2シード・佐伯鶴城
菅琥太朗(3年)

「軸となるピッチャーの調子がいい。自信を持って投げているので、(捕手の)自分がそれぞれの特徴を引き出し、どのタイミングで決め球を投げるのか配球を考えたい。甲子園を目指して打線がつながるようになった。直近の練習試合では2桁安打を記録するなど好調を維持している。夏に勝つための条件がそろった。絶対、優勝する」

第2シード・鶴崎工業

松尾寛輝主将(3年)

「(春の県選手権で)優勝したことは一度忘れ、もう一度頂点を目指す。走攻守で一つ一つ課題をクリアして本番に臨みたい。組み合わせが決まり、いよいよ始まるという思いが強くなった。ここ数年、ベスト8より上に行っていないので、強い気持ちを持って戦いたい。9回裏まで諦めない試合をしたい」

佐伯鶴城・菅琥太朗主将

(七蔵司)

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