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アルファロメオは6月19日、新型コンパクトスポーツカーの『ジュニア』に、欧州で「ジュニア・ヴェローチェ」(Alfa Romeo Junior Veloce)を設定すると発表した。最大出力280hp、最大トルク345Nmを発生するモーターを搭載するBEVだ。
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ジュニア・ヴェローチェの開発は、『4C』、『8C』、『ジュリア』と『ステルヴィオ』の「クアドリフォリオ」、『ジュリアGTA』、『33ストラダーレ』などのプロジェクトを手掛けたエンジニアチームが担当した。
ジュニア・ヴェローチェの開発は、イタリアのバロッコ試験場で行われた。この試験場では、アルファロメオの最新モデルが同様にテストされており、今回のジュニア・ヴェローチェもその一環として試験される。
ジュニア・ヴェローチェは、アルファロメオのスポーツカーラインアップの中でも特にスポーティなモデルであり、ステアリングの応答性や精度を高めるための特別なチューニングが施されている。スポーツサスペンションは車高が25mm低く設定され、前後のアンチロールバーも強化されている。ブレーキシステムには、前輪に380mm径のディスクと4ピストンモノブロックキャリパーが採用され、トルセンデファレンシャルが全ての状況で最適なトラクションを提供する。
さらに、20インチの高性能タイヤが専用に設計されており、優れたグリップ力を発揮する。これにより、アルファロメオの伝統である優れたハンドリングとドライビングダイナミクスを追求している。