パリ五輪代表・窪木一茂「思いを世界に」 壮行会でメダル誓う

寄せ書きが入った「日の丸」の旗を背負う窪木(中央)=21日午後、古殿町・古殿中

 パリ五輪の自転車トラック種目代表で、男子オムニアムとマディソン、団体追い抜きの3種目に出場する窪木一茂(35)=ブリヂストン、学法石川高卒=は21日、古里の古殿町で壮行会に臨んだ。2016年のリオデジャネイロ五輪以来2度目となる大舞台に向け、窪木は「メダル獲得を目指す。育ててくれた古殿町を世界にアピールしたい」と決意を語った。

 母校の古殿中では、全校生約130人から応援を受け、「古殿町の誇り」「金メダル待ってます」とメッセージが書かれた日の丸の国旗を受け取った。窪木は「この旗をフランスに持って行く。メダルを取ったら肩に掛け、みんなの思いを世界に届けたい」と力を込めた。

 町主催の壮行会では、岡部光徳町長らの激励を受けた。同町の水野潤樹(じゅんき)さん(34)ら中学時代の同級生に激励金を渡され、涙ぐむ場面もあった。また、母校の学法石川高で開かれた壮行会にも臨み、生徒代表から花束を受けたほか、出場種目の見どころを紹介した。

 窪木は今後、静岡県内の練習拠点で調整し、7月中旬にも現地入りする予定。

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