まるで別猫! 見た目が劇的に変化した元保護猫のビフォーアフターに1.3万いいね「お洋服着てるみたい」「え、こんなコは初めて見た」

「うちに来たときは、ほぼ全身黒だったのに。白いとこと黒いとこと色分けどうやって決めとるん?」

そんなコメントとともに公開された4枚の写真。そこには、子猫時代と現在、被毛の色合いが大きく変化した猫が写っています。投稿したのは、X(旧Twitter)ユーザーの@yokoetsu_meowさんです。

引用元:@yokoetsu_meow

子猫のときは、真っ黒だった被毛は、成長するにつれて大きく変化……!

引用元:@yokoetsu_meow

今では、アゴから耳、旨、そして背中まわりが白っぽい被毛に変わっています。飼い主さんのコメントがなければ、同じ猫だと気づく人はそう多くはないでしょう。

驚くべき変化を遂げた猫の姿に、1.3万件以上の“いいね”(2024年5月23日時点)が集まりました。

リプライには、「こんなに変わることあるんですね!」「わー! もともとのお色も美しいですが、グレーとのツートーンがとってもきれいですね!」「お洋服着てるみたいでかわいいお色ですね」「ゴージャスさんですね~」「神々しいです! マフラーのように立派なたてがみ!」「え、こんなコは初めて見た、このコもかわいい」など、驚く声がたくさん寄せられています。

飼い主さん:
「正直に言うと、変化に気づいていませんでした。何か不調は無いかと一日中見ていたので、日々の細やかな変化には気づきにくかったのかもしれません」

「被毛の変化に気づいたのは、友人がXにこの猫の写真を投稿したことがきっかけ。予想以上に大きな反響を受けたことで、ようやく気づきました。当時、私はXを利用していなかったため、“いいね”の数などを見ても、多いのか少ないのかピンと来ず、『たぶん、すごい数なんだなぁ』という感じでした。今、Xをはじめて、『あのときの盛り上がりは凄かったんだな』と、驚いています」

※以下、飼い主さんのご友人で、Xユーザー@wattantさんが投稿したポスト(投稿者さまのご了承をいただいたうえで引用しています)

5匹の子猫を育てた母猫・ニーナさんとの出会い

引用元:@yokoetsu_meow

注目を集めたのは、元保護猫の女のコ「ニーナ」さんです。飼い主さんのおうちでは、3匹の先住猫と一緒に暮らしています。

ニーナさんが、飼い主さんのおうちに迎えられたのは、2023年12月中旬のこと。当時、5匹の子猫を育てる母猫だったそうです。

飼い主さん:
「保護した方が病院へ連れて行ったところ、獣医師から『2、3才かな』と言われたそうです。お迎え当初、撮影した写真を見ると、子猫のように若く見えます。ニーナさんが生んだ子猫たちを迎えてくれるおうちの募集もありましたが、『子猫はすぐに決まるだろう』と、親猫のニーナさんのことが気になったのです。熟慮の末、お迎えすることを決めました」

「ニーナさんを見守ってくれていた方の話によると、大型台風が近づいていたある日、ニーナさんは、5匹の子猫を連れてその方のもとに現れたそうです。子猫のために助けを求めるニーナさんは、とても賢い母猫だと思いました」

引用元:@yokoetsu_meow

飼い主さんによると、ニーナさんは長らく外で暮らし、子猫を育ててきたこともあってか、とても警戒心が強かったそうです。「最初は、受け入れてもらえるか不安だった」と明かす飼い主さん。その予想は的中し、お迎え当初、ニーナさんは、ごはんを食べず、物陰に隠れてばかりいたといいます。

根気強くニーナさんとの信頼関係を気づき、距離を縮めた飼い主さん。今では、部屋の真ん中で、ペロっと舌を出したまま爆睡するほど、心を開いてくれるように……。

飼い主さん:
「『ああ、うちのコになってくれたんだなぁ』と、しみじみ感じています。正確な年齢はわからないので、あとどれくらい一緒に過ごせるのか、不安は拭えません。できるだけ長く、健康に過ごすことが当面の目標です」

華やかで麗しい見た目へと変化したニーナさん。Xでは「高貴ですね」「ゴージャスです」などの褒め言葉をもらうことも多いそうですが、飼い主さんにとっては「下町育ちの強くて立派な肝っ玉お母さん猫」というイメージのようです。

飼い主さん:
「散歩で外に出かける機会が多い犬の飼い主さんと比べると、猫の飼い主はほかの方とコミニュケーションをとれる機会は少ないように思います。友人とニーナさんのおかげで、いろいろな人と知り合うことができました。『ニーナさんからのプレゼントかな』と思っています」

写真提供・取材協力/@yokoetsu_meowさん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/佐東みかん

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