鍵開け/鍵閉め(かぎあけ/かぎしめ)

「鍵開け/鍵閉め」の意味

「鍵開け/鍵閉め」(かぎあけ/かぎしめ)とは、握手会などの接触イベントにおいて、最初または最後にアイドルや声優と握手することを指すオタク用語。

握手会は時間で区切られ、握手時間は短く、人気メンバーはさらに短く設定されることもある。握手会における「鍵開け」は、他のファンと同じ時間だが、まだ誰とも握手していないメンバーと握手できる満足感があり、「鍵閉め」は後ろを気にせず長く握手でき、メンバーに覚えてもらいやすいとされる。

しかし「鍵開け・鍵閉め争い」が起こり、アイドルや声優を待たせることもある。鍵閉めは握手会の最後を担当し、アイドルや声優から顔を覚えられるが、悪印象もある。鍵閉めは一般的に時間が伸びると言われているが、実際は間違いであり、鍵閉めをするオタクは強いだけであり、特典はない。

鍵閉めをする際は、適切なやり方が重要であり、特典券を持たずに行う「鍵閉め厨」は嫌われる。正しい鍵閉めは、強オタが圧倒的特典券を持って行う場合であり、アイドルとの対話が弾むこともある。鍵閉めをするならば、強さを持って行動することが重要であり、鍵閉め厨にならないよう注意が必要である。

別の使われ方では、X(旧Twitter)で自分のポストを非公開に設定することを鍵閉め、自分のポストを公開状態にすることを鍵開けとも言い、ポストを非公開に設定したアカウントのことを「鍵垢」と言う。

「鍵開け/鍵閉め」の由来・語源

「鍵開け/鍵閉め」という表現の語源や由来は、特典会や握手会の接触イベントにおいて、最初と最後の握手が非常に印象的な意味を持つことから生まれた。「鍵開け」は、ファンが待ち望んでいた初めての触れ合いを象徴し、「鍵」という言葉が用いられた。そして「鍵閉め」は、イベントの終わりを意味し、最後の握手が感動や思い出を閉じる「鍵」という意味合いから生まれた言葉となっている。

いまや「鍵開け/鍵閉め」という表現は、アイドルや声優、タレントなどのエンターテイメント業界における特典会や握手会などの接触イベントにおいて、非常に重要な意味を持つフレーズとなっている。

「鍵開け/鍵閉め」の活用例

A「鍵開け派? それとも鍵閉め派?」
B「それは人それぞれだけど。鍵開け派は新鮮な感じを楽しみたい人で、鍵閉め派は最後の特別感を求める人が多いかな」
A「じゃあ私は…鍵開けかな。初めての感動を味わいたい!」
B「楽しんできてね!」

C「今度の握手会、どうするの? 鍵開けする? それとも鍵閉めに行く?」
D「やっぱり鍵閉めだな。最後の最後に握手して、アイドルに印象を残すんだ! 君も別の握手会では、そうするべきだよ」
C「いやいや、僕は鍵開けの方がいいよ。最初の一番に握手して、新鮮な感じでアイドルと触れ合えるんだから!」

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