【最終回にがっかりした春ドラマランキング】3位『アクマゲーム』、2位『花咲舞が黙ってない』をおさえた1位の作品は?

梅雨入りが宣言され、そろそろ暑さが気になる時期になってきた。気になる今季春ドラマも続々と最終回を迎えているが、中には視聴者をがっかりさせてしまった作品もあるようだ。

そこで本誌では、見ていてがっかりした春ドラマについてアンケートを行った(~6月19日)。

第3位は『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)

間宮祥太朗(30)が主演を務め、「悪魔の鍵」の秘密と父親の死の理由がカギとなった本作。命懸けの頭脳ゲーム「アクマゲーム」に巻きこまれた主人公の織田照朝(間宮)は最終回にかけ吉川晃司(58)演じるガイドと対決。父親の死の真相と残された言葉を頼りに、照朝は世界中の「悪魔の鍵」を集めるべく、再び旅に出た。

《あまりにも漫画的でガッカリ》(40代女性/パート・アルバイト)、《意外性があまり無かった》(20代女性/会社勤務)と、ドラマならではの展開を求めていた視聴者から不満が。また、《ゲームの内容についていけなかった》(50代女性/パート・アルバイト)《ストーリーに入り込めず、続きをみなくなった》(50代女性/派遣社員・契約社員)と、そもそも「アクマゲーム」の設定に、見ることをやめてしまったという声もあるようだ。

第2位は『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)

2015年には杏(38)を主役に抜擢しドラマ化した『花咲舞が黙ってない』を、今田美緒(27)主演で再ドラマ化した本作。本社の臨店班に異動した花咲舞が訪問先の支店で起こる不祥事や事件を、上層部と対立しながらも持ち前の熱量で解決していく物語で、山本耕史(47)演じる相馬健とのタッグも注目の作品だった。

《前のキャストの方が好きだった》(30代女性/自営業)、《期待と違う、前作のイメージが強い》(40代女性/専業主婦)と、以前の杏(38)主演ドラマと比べてしまうという視聴者が多いようだ。また、《平凡な終わり方だった》(60代女性/無職)、《話が見えてしまって楽しめなかった》(30代女性/パート・アルバイト)、《もっと本格的なドラマかと思った》(60代女性/無職)と、イマイチ盛り上がりに欠けたストーリーだという声も。

第1位は『366日』(フジテレビ系)

HYのヒット曲『366日』から構想が練られたテレビオリジナルのラブストーリー。高校時代にいわゆる「両片思い」と呼ばれる関係だった広瀬アリス(29)演じる雪平明日香と、眞栄田郷敦(24)演じる水野遥斗が12年越しの再会を果たし付き合うことになるも、第2話で遥斗が意識不明に。第5話にしてようやく目を覚ますが、遥斗の記憶は戻らず、徐々に2人の関係が変わっていく。超重量級のストーリーは賛否両論だ。

《自分が思っていたストーリーと違っていて期待ハズレ》(60代女性/派遣社員・契約社員)、《予告から期待していた分、少し話が重すぎた》(30代女性/専業主婦)と、2人の幸せな日々を楽しみにしていた視聴者は、暗い物語との差に着いていけなかったようだ。さらに、《展開が平坦な印象で飽きてしまった》(50代女性/会社勤務)、《話がなかなか進まなくて観ていられなかった》(20代女性/学生)となかなか戻らない遥斗の記憶や、進展しない2人の関係にもやもやしていたという声が。

最後まで視聴者をつなぎとめたのは注目の高さのあらわれ。有終の美を飾って欲しかった!

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