井上尚弥 フェザー級初戦でエスピノサと激突か「来年にモンスターとの対戦は自然な流れ」

井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)のフェザー級初戦はWBO同級王者ラファエル・エスピノサ(30=メキシコ)になると、海外メディア「SportingNews」が伝えた。

エスピノサは21日(日本時間22日)の防衛戦で同級2位セルヒオ・チリノ(メキシコ)から2度のダウンを奪って迎えた4回2分45秒でTKO勝ち。今後に向けてエスピノサは「今は私のときです。すべてのベルトを統一したい」とし「だからプロモーターと話をするつもりです。実現することを願っています」とフェザー級統一を宣言した。

同メディアは「わずか6か月で30歳のエスピノサは無名の存在から世界王者になり、ボクシング界のスーパースター井上尚弥の対戦相手候補になった。この高層ビルのような長身(188センチ)のメキシコ人フェザー級ボクサーがタイトルを守れば、来年にモンスターと対戦するのは自然な流れだろう」と指摘。井上が階級転向した際の筆頭候補になるという。

また専門メディア「WBN」によると、トップランク社のブラッドリー。ジェイコブス最高執行責任者(COO)は「何が起こるか推測するのは難しい。いろいろなことが起こる。絶対にないとは言えない。井上と戦い人はたくさんいる。しかし可能性の範囲内だ」とコメントしたという。

井上は昇級に慎重な姿勢を示している中、共同プロモーターを務めるトップランク社のボブ・アラム氏が来年の転向を示唆したことで、フェザー級勢は打倒モンスターに意欲を高めているようだ。

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