食洗機にカビ繁殖、壁から滴る油、棚腐食…食中毒騒動のオールド・トラッフォード、衛生検査で問題続出

世界的ビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッド。

昨年末、ホームスタジアムであるオールド・トラッフォードで行われたイベントで提供された料理が問題になった。同スタジアムで安全衛生環境ショーが開催された際、加熱不十分の鳥もも肉が提供され、何人かの招待客が体調不良に陥った。その後、英国食品基準庁は、オールド・トラッフォード(マンチェスター・ユナイテッド)の食品衛生格付けを最も高い5から1へと格下げした(最低は0)。

そうしたなか、『Daily Mail』は、「食中毒事件で最低評価を受けたマンチェスター・ユナイテッドの衛生検査でさらなる問題が発覚した」と伝えている。

検査官による調査の結果、クラブは中毒事件以来「多くの取り組み」を行っていることが判明したものの、最高ランクの5つ星は取り戻せず、4つ星を与えられたという。

実際、検査ではさまざまな不潔な問題が見つかったそう。食器洗い機にはカビの繁殖とゴミが確認され、ガス管は「油まみれ」の状態。また、換気扇のフィルターは「埃だらけ」で、ウォークイン冷蔵庫の非常ボタンは「汚れていた」。

カフェの乾燥した店舗エリアでは油が 「壁をつたって滴り落ちている」のが発見され、火災の危険性を取り除くために徹底的な洗浄が命じられた。また、同じ現場のグリルへのガス管は固定配管に適切に接続されておらず、いくつかのガス器具には安全チェーンが接続されておらず。さらに、貯蔵室の金属製棚が「腐り始めている」ことも判明した。

ユナイテッドは食品衛生と安全手順の遵守については「A」を与えられたものの、構造的要件の遵守、管理と管理手順の信頼性については「C」しか得られなかった。

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ユナイテッドの広報担当者は、「報告書にあるように、クラブは11月から2月にかけて、評価を4つ星に引き上げるために重要な改善作業を行った。これは漸進的なプロセスであり、できる限り早い時期に5つ星を回復できると確信している」と述べている(選手たちが利用する食堂とは別の話)。

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