図書館で涼んで 怪談やレシピ本紹介【金ケ崎】

金ケ崎町立図書館で開かれている企画展「涼―五感に涼風を」

 暑い夏に書籍で涼を感じてもらおうというユニークな企画展が、金ケ崎町西根の町立図書館(及川敏雄館長)で開かれている。題して「涼―五感に涼風を」。背筋が凍るような怪談、冷たい料理のレシピなど約90冊を厳選。館内に風鈴を飾ったり、涼を呼ぶBGMを流したりと趣向を凝らしている。8月29日まで。

 昨夏の猛暑を受けて初めて企画。担当した同館支援員の柏葉なお子さんは「読書を通じて多方面から涼しさを取り入れ、五感を刺激することで少しでも快適な時間を過ごしてもらえるように企画した」と利用を呼び掛けている。

 人気を呼んでいるのは「第六感? 怪談・ミステリー・不思議な話でゾクゾクしたい」と副題を付けた書架の一角。奥州市江刺でロケが行われた映画「陰陽師0(ゼロ)」のノベライズやホラー短編集「七つのカップ」など16冊を並べ、ほとんどが貸し出し中となっている。

 他にも「青色の本」として青を基調とした表紙の本16冊、「冷たいを味わう+番外編【辛い料理など】」としてレシピ本22冊、「涼をよぶ暮らしの工夫」としてテラリウムや多肉植物の水栽培、手拭い、レース編みなどの本18冊を並べるなどしている。

 開館時間は午前10時~午後7時。

© 岩手日日新聞社