<OTOTEN>クリプトン最新スピーカー2種に人気殺到/ジェネレック&RME、プロ現場さながらの7.1.5chシステム

オーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN 2024」が、本日6月22日(土)、23日(日)の2日にわたって東京国際フォーラムにて開催されている。本項ではガラス棟5階のクリプトン、ジェネレックジャパン/シンタックスジャパン、CSポートのブースの模様を紹介したい。

■クリプトンは最新アクティブスピーカーなど展示

クリプトンのブースでは、発売したばかりの最新アクティブスピーカー「KS-55HG」と、来週月曜日に発売を控えたブックシェルフ型スピーカー「KX-0.5P II」を展示。

新スピーカー「KS-55HG」「KX-0.5P II」の試聴システムを展示

KS-55HGは小さいながらLDAC、aptX Adaptiveでの96kHz/24bit再生が可能なアクティブスピーカー。税込14万円程度と決して安いモデルではないものの、予想を大きく超える売れ行きであるという。この日も老若男女問わず、多くの方が本機の音を聴きに訪れていた。

KS-55HG

KX-0.5P IIは6月24日に発売されるので、今回は発売前に音を確かめる絶好のタイミングといえるだろう。明日23日のフリー試聴はこちらがメインになるとのことなので、気になっている方は是非足を運んでみていただきたい。

KX-0.5P II

■ジェネレックジャパン/シンタックスジャパン

ジェネレックジャパンとシンタックスジャパンは共同で出展しており、RME製インターフェースやジェネレックのアクティブモニターを用いて7.1.5chのイマーシブシステムを構築。さらにVicousticの調音パネルも使って、制作現場さながらの音が聴ける環境を作り出していた。

ジェネレック & RME & Vcousticでイマーシブシステムを構築

ジェネレックやRMEの製品は世界中のレコーディングスタジオで導入され、プロフェッショナルから絶大な信頼を得ている。コンシューマーオーディオとは少し毛色が違う製品、それもイマーシブシステムを聴くことができる貴重な機会ということもあって、クリエイターの卵からオーディオファンまで、実に幅広い方たちがその音を確かめにきていた。

ジェネレックのホームオーディオシステムやRMEのAD/DAコンバーターなども展示されていた

また本ブースでは期間中、オーディオ評論家やサウンドエンジニアによるセミナーを計7回実施する。初回となる土方久明氏のセミナーは観覧者が部屋に収まりきらないほどの盛況ぶりを見せていた。

土方氏のセミナーは大盛況!

■CSポート

CSポートのブースでは、真空管パワーアンプ「GM70PA」やターンテーブル「TAT1M2」を用いた試聴システムを用意。また、2ウェイアクティブクロスオーバーネットワーク「ACN200」の参考展示を行なっていた。

CSポートの真空管パワーアンプやターンテーブルによる試聴システムを用意

同社は2022年に4ウェイアクティブクロスオーバーネットワーク「ACN400」を発売しているが、ACN200を投入することで、新たに2ウェイタイプを加えるかたち。ACN400にはない特徴として、4段階の低域ブースターを備えるという。

ACN200
2ウェイタイプで、ACN400にはない低域ブースターを備えていることが特徴だ

発売は今秋を予定しており、価格などは現時点で未定。自作スピーカーなどに使うユニークな製品なため、ACN400と同じようにデモ機を貸し出し、自宅で試してもらう方式で販売する予定とのことだ。

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