【バスケ】日本はオーストラリアに惜敗 富永啓生はチーム最多18得点も「悔しい気持ち」

富永啓生

あと一歩届かなかった。今夏のパリ五輪に向けたバスケットボール男子の強化試合(22日、北海道・北海きたえーる)、世界ランキング26位の日本は、同5位のオーストラリアと対戦し、89―90で惜敗。最終第4クオーター(Q)に逆転を許した。

日本は序盤から自分たちのペースで試合を進め、第1Qを27―15で終える。第2Qも富永啓生の3点シュートなどで得点を重ね、前半を47―38で折り返した。しかし、第3Qは日本の動きが鈍ったところでオーストラリアが高さを生かした攻撃で得点を量産。点差を詰められると、第4Qにリードを奪われる。最後は富樫勇樹が3点シュートを決めたが、追いつくことはできなかった。

この日はともに主軸を欠いた状態で臨んだ一戦だったものの、富永は18得点をマーク。3点シュートは6本中3本成功させた。試合後には「とりあえず自分がコートにいる時はアグレッシブに動き回って、いつもやっていることをやり続けるということだけを意識してやっていた」と振り返った上で「パリ五輪に向けてまず大事な初戦を勝つことができなかったことがすごく悔しい気持ち」と唇をかんだ。

23日には同会場で再びオーストラリアと相まみえる。「初戦負けてしまったのが悔しいので、切り替えて明日の試合勝てるように頑張っていきたい」とリベンジを誓った。

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