【MLB】「まだ6月だけど……」22号アーチの大谷翔平、今季5本目の“450フィート超え”は球団のシーズン最多記録 打率もリーグトップに再浮上

ドジャース大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地でのエンゼルス戦に「1番DH」で先発出場。5回の第3打席に今季22号アーチを放ったが、この455フィート(約138.7メートル)という打球飛距離に対して、MLB公式のサラ・ラングス記者が反応。ドジャース史上初の記録を打ち立てたと伝えた。

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■2位のオズナに2本差をつける特大弾

0-0の5回2死一塁で迎えた大谷の第3打席。3番手左腕マット・ムーア投手の91.1マイル(約147キロ)の直球を完璧に捉えると、打球はグングン伸びてバックスクリーン右に飛び込んだ。

本塁打王争いでナ・リーグ2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に2本差をつける1発は、打球速度113.1マイル(約182キロ)、飛距離455フィート(約139メートル)という特大弾。打率も.322でトップとなり、リーグ2冠に躍り出た。

“大谷マニア”として知られる『FOXスポーツ』のベン・バーランダー氏は、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「ショウヘイ・オオタニ、古巣とのカード初戦で豪快な1発を放つ」と記し、祝福した。

また、「455フィート」という飛距離に反応したのは、MLB公式のサラ・ラングス記者。「オオタニが450フィート(約137メートル)以上の本塁打を打ったのは今季5本目で、これは2015年にスタットキャスト(公式データ解析システム)が導入されて以降、ドジャースの球団最多記録になる」と紹介。そして「まだ6月中旬だけど……」と驚きを隠さなかった。

■6月の通算長打率は驚異の.757

続けて同記者は「オオタニはスタットキャストによる計測が始まった2015年以降、ドジャースタジアムで450フィート以上の本塁打を複数回打った初めての選手になる。そして、彼は今年3本も打っている」と伝え、2本目を打った時点ですでに“史上初”となっていたが、さらに記録を更新したと指摘した。

また、データ分析などを行う『Codify』は、大谷が得意としている6月の成績に改めて注目。6月の通算長打率は.757で、月別の長打率ではルー・ゲーリッグが持つ6月の.739という数字やベーブ・ルースが記録している7月の.713を上回り、歴代1位になるという。

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