町田がホームで福岡と0-0ドロー決着…決め手欠く展開に 勝ち点「39」でリーグ後半戦へ

町田と福岡は両チーム決め手を欠き、0-0のドロー決着に【写真:徳原隆元】

12勝3分4敗で折り返し

J1首位のFC町田ゼルビアは6月22日、リーグ第19節でホームの町田GIONスタジアムにおいて7位のアビスパ福岡と対戦した。試合は0-0の引き分けに終わり、両チームが勝ち点1を分け合う結果となった。

勝てば前半戦を首位で折り返すことになる町田は、前半2分にFKを得るとMF下田北斗がゴールを狙ったが、GK村上昌謙の好セーブに阻まれる。その後も押し気味に試合を進めていくが、3連勝中で直近2試合をクリーンシートで終えている福岡からゴールを挙げられないまま試合は進んでいった。

直近3試合連続で2ゴールを挙げている福岡も、サイドの高い位置までボールを運ぶものの、町田の中央の守備が堅くフィニッシュに持ち込めない。前半35分にはDFドウグラス・グローリが右サイドを突破、中央にクロスを入れたがここもDFに阻まれて味方につながらなかった。

互いに決定機が作れないなか、前半38分にはコーナーキック(CK)から福岡DF小田逸稀がヘディングシュートを放つ。しかし、ゴールを捉えたボールをGK谷晃生に好セーブで弾かれ、こぼれ球もDFに大きくクリアーされた。対する町田も前半のラストプレーで左サイドからMF平河悠がゴール前にクロスを入れたが、MFバスケス・バイロンには合わずに0-0の浜前半を折り返した。

後半も我慢比べが続く。後半12分、福岡は右サイドからのクロスをFWウェリントンがヘッドで合わせる。決定的な場面だったがボールは枠を越えていき、得点はできなかった。町田も後半15分に右サイドから崩しにかかり、MF仙頭啓矢のクロスにFWエリキが飛び込むがDFにつぶされる。その奥に詰めた平川に当たったボールはクロスバーを越えていった。同25分にも町田はエリア内にボールを運び、エリキのパスをFW藤尾翔太が受けるが、ボールをコントロールしきれずにシュートを打てなかった。

後半33分、福岡はMF岩崎悠人が左サイドからゴール前にクロスを入れる。途中出場していたFWシャハブ・ザヘディの放ったヘディングシュートは左に外れ、決定的なチャンスを逸してしまった。

両チームとも選手交代を行い、最後まで勝ち点3を目指して戦ったが決着はつかず。前半戦最後の試合をスコアレスドローで終えた町田は、12勝3分4敗という成績で19試合を終え、前半戦の首位決定は19時キックオフの浦和レッズ対鹿島アントラーズの結果次第となった。(河合 拓 / Taku Kawai)

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