防災意識高めるワークショップ 群馬・太田市

避難のシュミレーションゲームを通じ、台風や豪雨への防災意識を高めるワークショップが太田市で開かれました。

このワークショップは、地域住民の防災意識を高めてもらおうと、群馬県と群馬県住宅供給公社が開催したもので、太田市牛沢町の住民18組39人が参加しました。

ワークショップでは避難のシュミレーションゲームが行われ、提示される状況にあわせ「自宅待機」か「避難」かカードを選び、避難する場合は会場の後ろに設けられた避難スペースに移動します。

台風が直撃し、午後5時に「警戒レベル3・高齢者等避難」が出されたステップ1。「非常食が常備してある」「足が悪く避難できない」といった理由で自宅待機を選択する人が多く、避難したのは5組でした。

この後、夜がふけるとともに警戒レベルもあがり、最終的には「警戒レベル5・緊急安全確保」が発令されます。しかし、「避難したいが周りが暗く危ない」などの理由で自宅待機を選ぶ人が多くいました。

ワークショップが開催された沢野地区では、2019年の台風19号で近くの石田川が氾濫し、牛沢町を含む多くの住宅で浸水被害がありましたが、最終的に避難したのは半分の9組でした。

参加者は、ゲームを通じ早期避難の大切さや避難時の課題などを確認していました。

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