投稿続々!皆さんの「阿波弁エピソード」を掲載しています

 徳島県の方言「阿波弁」にまつわるエピソードを募集したところ、投稿が続々届いています。やはり、皆さん阿波弁で戸惑った経験があるようです。投稿してくれた内容を随時掲載しています。投稿はこちらから

◆息子がおばあちゃんに、机を動かすのに、そっちかいて〜と言われて、どこに書くん❓って文字を書くと思った事がありました。

◆机かいてと言われて、一緒に持ち上げて、と言う意味だったらしいけど、どうしていいのか全くわからなかった。

◆お客様に電話で、どちらいかーと言って切られたけど、言葉も、怒ってるのか怒ってないのかもわからず戸惑った。

◆ずいぶん昔ですが、東京の短大に進学して2年ほど住んでました。初めての夏に学校で「蚊に噛まれたわ〜」って言ったら皆に驚かれて、「犬じゃねえんだから噛まねぇよ」と突っ込まれたことがあります。東京では蚊は刺すものらしいですね。今でも忘れられない方言エピソードです。

◆「池に入られん」という看板を見た。注意を促しているのか入ってもいいのかどっちやねん!!

◆「ねばい試合やわ~」息子の野球の試合でママ友が叫んでた。県外出身の私はどいう意味なのか理解不能。

◆大学進学のため、上京したときのことです。高校まで自分のことを当たり前のように使ってきた「わい」という言葉にすごく恥ずかしい思いをした記憶があります。周囲はみんな「俺」。すぐに、慣れない俺を使い始めました。そのぎこちなさがすごく変で嫌でした。とはいえ、わいを使う勇気もなく、俺を使っていました。それで大学1年の夏休み、初めて帰省した時に高校時代の友達と話する際に、俺と言うと、友達から「なにかっこつけとんな」と突っ込まれました。ただ、わいと言うのも言えず、それ以降、僕で通しています。そんなことを若い子に言うと、今は徳島の子でも、わいは使いませんよ、と言われました。これって昭和の阿波弁なのでしょうか。

◆「つまいといて」は?思わず爪楊枝を探してしまいました。

◆「いぬ」犬?はあ??どこ??

◆職場の面談で上司から「がいにしたらあかんでよ」と言われた。とりあえず「はい」と返事はしたものの外人??

◆かくです。建築の仕事で二か月ほど埼玉へ。材料をちょっと移動させるのに手伝ってもらおうと「ちょっとおっちゃん、これかいてくれるで?」と。おっちゃんは変な顔して「か、かく?」と。「あっ、ちょっと持って寄せて」と言い直しました。ちなみに、たこ焼きの屋台で「たこ焼きいっちょください」も通じませんでした。

◆大阪で、つれに(ともだち)テーブルを移動させるため「そっちをかいて」と言いましたが 理解できず目を白黒させてました。

◆『そこの戸を立てとって』→『そこの戸を閉めて』 旦那のおばあちゃんに言われて意味がわからず…… その戸の所に私が立ってました……。 しばらく『?』で困っていると、お義母さんが『戸を閉める』事だと教えてくれました。 旦那の家族みんなに笑われ恥ずかしかった! そして、その時初めて聞いた阿波弁でした。

◆姉が膝の手術のために上京。入院中に看護師さんに「つぶしんとこがちょっと痛いけん、見てくれへんで?」と頼んだが、通じなかった。

◆宮崎県から徳島大学に入学してきた友人の話。彼はコンビニでアルバイトをしていた。「袋は入りますか?」の質問に「かんまん。」と返された。いるの?いらないの?と困ったよう。

◆大学時代。兵庫県出身の同級生に「今、いける?」とメールを送ったら、「え?どこに?」と返ってきた。

◆「立ちって」という阿波弁は伝わらない。数人で集まっていて、県外の人が1人いる時に「ごめん、ちょっと立ちって。」と言うと、徳島県人は立ちますが、その1人は「え?何?」と1人取り残されて座ったまま硬直します。今まで2回成功しています。お試しあれ。

◆18歳の春、中洲から夜行船に乗り天保山から大阪駅へ、そこから8時間かけて東京につきました。辿り着いた学寮は全国各地から来た新入生で溢れ、ヘルマン・ヘッセの車輪の下の寄宿舎を彷彿とさせる環境でした。5人部屋に落ち着いて片付けを始めたのですが、そこで得意の阿波弁で一言。「きみ、そっちをかいて」彼は大きな机の反対側で「書く」と理解してキョトンとしていたっけ。

◆私は今40代です。阿波弁もよく日常的に使っていますが、まだまだ知らない方言がたくさんあります。 息子が去年小学3年のときに夏休みの自由研究で阿波弁のことについて研究しました。 住んでいる地域。県南、県西、北部によって方言が違うこと。阿波弁は淡路島や大阪に近いことから関西の言葉の影響を強くうけてること。 県南に住んでいる私が北部の友達に〇〇けーとか。〇〇かーといっても意味が通じないこと。 県外にいるひととの会話では、まける。いがる。いらう。いっちゃん。うちんく(私の家)〇〇かぁー(ください)、けーへんなぁ(来ない)、こっしゃえる(用意)、こそばい おわえる。おぶける(びっくりする)、がいな(気の強い)、ごんもぶれ(ゴミまみれ) 、さら(新しい)、とまえる・とこまえる(つかまえる)、たてる(閉める)、だすい(ゆるい)、 〇〇ちゃ…(〇〇というと…)、ぬくい、ぬさくる(ぬりつける)、はがいたらしい、はやす(燃やす)、まんまい(参拝する)、やいと(お灸)、わっせるなとなど、通じない方言はたくさんありました。 他にもこんな方言あったんだというような言葉がたくさんあって、息子と話したことを思い出しました。

◆「風邪で会社に行けません。」と電話したら、「いけますか?(大丈夫?の意味)」と言われ、意味がわからず困惑していた。

◆「〇〇さん、いんだんえ??」と言われ・・・。

◆免許の更新にはじめて行ったら、交通ルールのガイドブックの裏表紙に「しわしわいきなよ~」っとお遍路さんの漫画とともに描かれていた。県外の私にとっては新鮮でした。

◆40年前に徳島に嫁いで来てすぐの時に、義父から「竹箒をかってきな!」と言われ、近くの店で高いな〜と思いながら買って帰ると、「何で買って来たんだ!」と叱られてしまいました。義母が「借りて来てって意味なんだよ「って教えてくれて「この子は標準語で育ってるからわからなかったんでよ」と助けてくれました。今でも孫達に笑い話で聞かせています。

◆「ほーえー」それはあいさつなんか???

◆徳島の企業に就職した時、徳島出身の同僚が地元の友達と会話してた時の「えっとぶりやなぁ」をずっと越冬ブリやと思てた。季節も春やったし。

◆「おしぴん」(押しピン)は、30年ほど前、東京の会社の上司に笑われました。「徳島県では画鋲のことをオシピンと言うのかねえ?」と。 ネット検索ができない時代には図書館で全国方言辞典を調べないと反論もできません。全国でも、わりと、押しピンと言う地域はあるのですが……

◆生まれも育ちも阿波徳島な私。新卒で高齢者施設で働き始めた頃、「ヤネが痛い」と高齢者から言われ、「ヤネってどこじゃ!」と思い、焦った記憶があります。周りの高齢者に肩の事だと教えてもらいました。

◆雨ふいよんっ、、て普通に使ってる言葉やけどなにいよるかわからないと言われる。

◆県外出身の私は、主人が「今日事故りよった」と言う言葉に、大丈夫?すぐ連絡くれたら良かったのに。 びっくりして話を聞いていたら、どうやら、事故をしそうになりかけた、事故はしていないと言うことだったみたい。「事故をしそうになって危なかったよ。」と言われないとわかりません。

◆徳島出身の妻の話です。まだお互い独身だった頃食事に行く事になり、僕は妻に「頼んだ物より足らなければ注文してね」と伝えお互いに満足して店を後にしたんですが、帰り際に妻が「はあ〜、せこ!せこいわ〜!」と言われました。 後に意味はわかりましたが、この時の僕は意味がわからず関西出身の僕には何故にせこいと言われたのかがわかりませんでした。

◆以下の阿波弁は首都圏では全く使えませんでした。「こんこ(沢庵)」、「いがんりょうぜぇ」、「行きしな、帰りしな」、「いけるで?、いけるん?」、「いんでくる」、「いんでまう」、「えっとぶり」、「か〜(頂戴)」、「がいな、がいーに」、「がいわるい」、「くわる」、「ごじゃ言う」、「しょれへん、しとらん」、「じゃらこい」、「しわたれこい」、「しわーと、しわしわ」、「せられん」、「せんぐりに」、「たっすい」、「ちょっぴん」、「ちっか(ちくわ)」、「つまえる」、「どくれる」、「ないよんなる」、「なんしに!」、「へらこい」、「ほぉいて(それで)」、「ほーでなしに」、「ほなけんど」、「ほれみーだ」、「ほればあ」、「ほれどないなって!」、「ほなけん」、「まあええわ」、「もんてくる」、「〇〇やい(くらべっこ)」、「やいと(お灸)」、「やいよる(営業中)」、「やりこい」、「やんだ」、「わからんこいきに」

◆中学時代、高知県で住んでいたとき、夏休みに友達と遊んでいて空を見あげ「あーあばば」と叫んだら皆が何事かときょとんとして私を見つめていました。

◆福岡に行き買い物に行った時に、「さら(新品)ありますか?」と言うと、店員さんは困惑しており、九州生まれの旦那に阿波弁やから新品て言わんと伝わらんぞと言われました。

◆中学校の担任によく「お前らよく、ゴジャブラすんな」と言われていました。それで同窓会はゴジャブラ会といい、50年以上も恩師をご招待して続きました。

◆東日本の方からきた友人とドライブ。車に酔って気分が悪くなり、私が「いける?いけるで?」と心配して言うと、「え?何処に?」と困惑した様子。急に何処かに行くことを提案した女になってしまった。「徳島では大丈夫?って意味なんよ」と説明して、方言面白いーーと笑って酔い収まって良かった20年前の事です。

関西から徳島に引っ越してきました。阿波弁を聞いていると、どことなく関西弁に似ているな〜と感じます。関西と徳島はルーツがあるんでしょうか?気になるところですね。でも「せこい」は本当に分かりません。初めて聞いた時は「自分はずる賢いことなんてしてないのに…」と落ち込みました。お腹が苦しかったようです。友よ、ごめんな。

まだまだエピソードを募集中!皆さんの思い出話や知り合いから聞いた話など、投稿をお待ちしています。
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▷「阿波弁どんだけ使いよる? 加速する若者の方言離れ、徳島では」
記事はこちら→https://www.topics.or.jp/articles/-/1086091

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