ギャンブル依存症当事者が体験語る 鹿児島市でギャンブル依存症フォーラム

日常生活に支障をきたすこともあるギャンブル依存症などについて考えるフォーラムが、鹿児島市で開かれました。

ギャンブル依存症問題を考える会・田中紀子代表
「若い子たちがギャンブル依存症でにっちもさっちもいかなくなっている」

これは、ギャンブルなどへの依存症の理解を深めることで当事者や家族が支援を受けやすい環境を作ることを目指して、鹿児島市の医療法人などが開いたものです。

講演では、ネットギャンブルの普及による依存症の低年齢化が報告されたほか、依存症の治療を受けている当事者がその体験談を語りました。

依存症の当事者
「やめようと思っても2、3日後にはギャンブルをやってしまう」
「このループです。2、3日後にギャンブルをやってお金に苦悩する」

森口病院・田中大三院長
「ギャンブル依存症は最近ものすごく増えてきている」
「(大切なのは)まず周りが気付いてあげること。どういう病気なのか知ってほしい」

県によりますと、県内でギャンブルなどへの依存症が疑われる人の推計はおよそ2万3000人にのぼるということです。

© 鹿児島テレビ放送