台湾空輸のマレーバク死ぬ 横浜ズーラシアの「ひでお」

マレーバクのひでお(よこはま動物園ズーラシア提供・共同)

 【台北共同】台湾の台北市立動物園は22日、よこはま動物園ズーラシア(横浜市)から繁殖のため21日に台湾に空輸されたマレーバクの「ひでお(漢字名・英雄)」が死んだのが到着後に確認されたと発表した。解剖して死因を調べるという。

 日台交流の新たなシンボルとして期待されていただけに、台北市立動物園は「とても残念だ」と表明した。

 台北市立動物園によると、ひでおは2歳のオス。21日に日本で航空機にのせられる前は異常がなかったが、台湾の空港到着後に呼吸をしていないことが分かり、その後、死んだのが確認された。

 マレーバクは絶滅危惧種に指定され、平均寿命は25歳前後とされる。

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