富士重初の文科大臣賞 アイサイト開発の5人 上毛新聞 2012年04月18日掲載

 富士重工業(東京都新宿区、吉永泰之社長)は17日、先進運転支援システム「アイサイト」の技術が「科学技術分野の文部科学大臣科学技術賞」を受賞したと発表した。富士重の受賞は初めて。

 同賞は科学技術の研究開発などで顕著な成果のあった研究者らをたたえる。本年度は開発や研究など5部門101件を表彰。富士重ではスバル技術本部車両研究実験第3部の柴田英司次長、関口弘幸さん、丸山匡さん、工藤新也さん、加藤寛基さんが受賞した。

 アイサイトは車体前部に搭載したステレオカメラが衝突の危険を認識すると、自動でブレーキを掛けて減速し、停止するシステム。2010年5月に販売を始め、現在はレガシィとインプレッサに搭載が可能。最近ではレガシィの約9割に搭載されている。

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