<OTOTEN>KEFのフラグシップ「Blade One Meta」も聴ける/国内初上陸スピーカーPeak「Sonora」

日本オーディオ協会による、国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2024」が、本日6月22日・23日の2日間に渡り、東京国際フォーラム(有楽町)で開催されている。本稿では、ガラス棟6階にあるKEF(G607)とブライトーン(G608)の出展内容をレポートする。

「OTOTEN2024」

■KEF、パッシブからワイヤレスまで現行機種が勢揃い

KEFは、最新マテリアルである「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」を搭載した、第12世代「Uni-Qドライバー」を採用したモデルを中心に製品を展示していた。

「LS60 Wireless」や「LSX II」、「Reference 5 Meta」がする試聴できるように並ぶ

フラグシップモデル「Blade One Meta」をはじめ、ハイグレードクラスの“Referenceシリーズ”からブックシェルフ型モデル「Reference 1 Meta」やフロア型モデル「Reference 5 Meta」、同社のラインナップの中核を担うミドルクラス“Rシリーズ”からブックシェルフ型モデル「R3 Meta」、そしてパッシブモデルの中でもコンパクトな「LS50 Meta」が並ぶ。

フラグシップモデルの「Blade One Meta」
ブックシェルフ型スピーカー「Reference 1 Meta」
ブックシェルフ型スピーカー「R3 Meta」
ブックシェルフ型スピーカー「LS50 Meta」

独自のDSP技術を搭載し、スタイリッシュなデザインも実現したワイヤレススピーカーも多数展示されており、ハイエンドモデル「LS60 Wireless」はもちろん、音質と機能性のバランスに優れた「LS50 Wireless II」、コンパクトさと豊富なカラーバリエーションが魅力な「LSX II」、そしてより幅広いオーディオファンの手に届きやすいプライスを実現した「LSX II LT」など、同社の現行モデルが勢揃いとなっている。

ワイヤレススピーカー「LSX II」
ワイヤレススピーカー「LSX II LT」

同社は拡張性の高いラインナップも特徴的で、各スピーカーに組み合わせやすいサブウーファーも豊富に用意する。OTOTEN2024の会場でも、“Kubeシリーズ”に最上位機種である「Kube 15 ME」、ラインナップの中でも随一のコンパクトさを誇りながらも特別設計の1000W クラスDアンプを備えた「KC92」も触れることできる。

サブウーファー「Kube 15 MIE」
サブウーファー「KC62」

■国内初上陸を果たしたPeak「Sonora」

ブライトーンのブースでは、PROSTO(旧DYNAUDIO JAPAN)が取り扱うPeakブランドのフロア型スピーカー「Sonora」が展示されており、国内初上陸となった。Peakはデンマーク発のブランドであり、1996年にペール・クリストファーセン氏によって設立されたスピーカーブランド。

フロア型スピーカー「Sonora」

Sonoraは、2ウェイ・スピーカーでパッシブラジエーターを採用している。Peakのラインナップのなかでもスリムでエレガントなデザインを特徴としており、低共振キャビネットに230mm パッシブラジエーターを搭載。

背面に設置されたパッシブラジエーター

PLIC搭載のクロスオーバー・ネットワークを導入、専用のドライバー・ユニットやトゥイーターとウーファーの位置を調整することで自然な位相とタイム・アライメントを実現しているという。

Sonoraのスピーカーターミナル

Eversoloからは独自のオーディオエンジンとAndroid OSをマッチさせたミュージックストリーマー「DMP-A8」や「DMP-A6 Master Edition」、SOtMのフォノイコライザー「sPQ-100PS」やオーディオ専用ネットワークスイッチ「sNH-10G(スペシャルエディション)」、WestminsterLabのデュアルモノ・フルバランスを採用したプリアンプ「Quest」やモノラルパワーアンプ「Rei」などのモデルが展示されていた。

Eversolo「DMP-A8」「DMP-A6 Master Edition」
SOtM「sNH-10G(スペシャルエディション)」
WestminsterLab「Rei」

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