山本由伸の負傷長期化か ゴメスGM「ポストシーズンまでに戻ってくることを期待」

山本由伸

負傷者リスト(IL)入りしているドジャースの山本由伸投手(25)とムーキー・ベッツ内野手(31)が21日(日本時間22日)のエンゼルス戦(ドジャースタジアム)の試合前にクラブハウスに姿を見せた。チームメートと談笑し、リラックスした表情だったという。

とはいえ、2人の復帰については不透明なままだ。山本は15日(同16日)のロイヤルズ戦で肩の異変を訴えて降板し、右肩腱板損傷と診断された。ここまで6勝2敗、防御率2・92と先発陣をけん引していた。ベッツは翌16日(同17日)のロイヤルズ戦で左手に死球を受け骨折。72試合で打率3割4厘、10本塁打、出塁率4割5厘と無敵のリードオフマンだった。

投打の主力の離脱が相次ぐ中、ロバーツ監督は山本について「数週間から数か月」とし、ベッツは「6週間から8週間かかる」との見通しを示したが、ブランドン・ゴメスGMが先ごろ米メディアに対して「選手たちがポストシーズンに戻ってくることを期待しています」とシーズン終盤での復帰の考えを明かした。

一方で米メディア「ドジャースウェイ」は7月30日のトレード期限を踏まえ「山本のねん挫した腱板は完全に治るのには時間を要する。両選手に期待するのは悪いことではないが、期限までの取り組みについてももっと積極的になる必要がある」と補強の必要性を訴えている。

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