涼やか、信金職員が浴衣姿で接客 城下町の「まつり」盛り上げ 兵庫・姫路

華やかな浴衣姿で接客する姫路信用金庫駅前支店の職員=姫路市亀井町

 姫路城下町で22日に始まった長壁(おさかべ)神社(兵庫県姫路市立町)の例祭「姫路ゆかたまつり」を盛り上げようと、姫路信用金庫駅前支店(姫路市亀井町)では直前の21日、職員15人が浴衣姿で業務に当たった。ピンクや薄紫など色とりどりの浴衣を着けて対応し、涼しげな雰囲気を演出した。

 同神社の近くにあった旧本町支店で30年以上続き、同支店の廃止翌年の2005年からは駅前支店が引き継いだ。昨年からまつりは家族連れが参加しやすい土、日曜の開催となったため、開幕前日に実施する。

 職員はヒマワリやバラ、金魚が描かれた自前の浴衣を身にまとい、髪は花の飾りなどで彩った。毎年恒例の華やかな装いでの接客に、来店客らは「ゆかたまつりが始まるね」などと声をかけていた。

 昨年8月に同支店に配属され、初めて浴衣で勤務した窓口担当の女性(40)は「お客さんが喜ぶ姿を見ると、私たちもうれしくなりました」と笑顔で話した。(田中宏樹)

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