「コスパがいいから」と5年ごとに車を買い替えたがる夫。本当にコスパはよいのでしょうか?

車の平均保有期間はどのくらい?

一般社団法人日本自動車工業会の調査によると、車の保有期間は平均7.2年と発表されていました。1台の車を10年超保有する割合は2割強を占めており、5年よりも長い期間で車を買い替える方が一般的のようです。

また、車の平均保有期間は新車と中古車でも異なります。同調査では新車と中古車の平均保有期間について、以下の数値が掲載されていました。

__●新車:7\.7年
●中古車:6.2年__

なお、車の買い替えを検討する理由のほとんどは現在乗っている車の経年劣化が上位を占めるようです。買い替え先の車の候補としては、燃費のよさや経済性などに優れるモデルが候補に多く挙がっています。

車を買い替えるおすすめの時期は?

車をコスパよく買い替えるのであれば、購入時期にもこだわってみましょう。特におすすめの時期として、以下の3つをご紹介します。

__●車検前
●決算期前
●価格変動前__

それぞれの時期について、詳しく見ていきましょう。

車検前

車を買い替える時期の候補として、車検前が挙げられます。車種にもよりますが車検には高額な費用が発生し、平均額は6万円~10万円ほどになるようです。

上記はあくまでも故障がない場合の金額とされており、修理や補修をしなければならない場合はさらに費用がかさむでしょう。古い車に車検代を支払うのであれば、新車購入費用に充てたいと考える人は一定数いるようです。

決算期前

決算期前に車を買い替えるのも、おすすめの時期として挙げられます。自動車業界における決算期は年度末の3月・半月決算の9月が多いようです。

決算期には販売業者に対して各メーカーが高い販売目標を出すとされています。その際には報奨金が組まれることも多いようで、通常よりも安く車を購入するチャンスといえるでしょう。

ただし、決算期前は多くの人が車の購入を検討する時期とされています。そのため、できるだけ時間に余裕を持って購入する車種や店舗を選ぶのが重要です。

価格変動前

価格変動を迎える前は、車を買い替えるおすすめ時期とされています。

車の価格変動は、モデルチェンジやマイナーチェンジされるタイミングが多いようです。そのため、新車が発表されるタイミングや発売前のタイミングは現在乗っている車の高価買い取りに期待できるでしょう。

ただし、車種によってはあまり査定額が変わらないケースもあるようです。特に人気車種でない場合は、価格変動が起こりづらいとされているため、一度査定に出してみるのもよいでしょう。

車が高く売れる時期とポイント

車の買い替えには、高く売れる時期が存在するようです。

一般的に高く売れるタイミングは、購入者が増える12月~2月とされています。3月になると車の購入需要が下がるといわれているため、この時期を狙って売りに出しましょう。

また、年式が新しい・走行距離が少ない車は、高額取引されやすい傾向にもあるようです。見た目で分かる傷や劣化が少ない場合も、査定額が高くなりやすいようなので、売りに出す際は事前に確認してみましょう。

車の買い替え時期は平均7.2年

車の保有期間は、平均7.2年とされています。そのため、5年のタイミングで買い替えるのは比較的早いといえるでしょう。

ただし、車の買い取り価格は年式や走行距離によっても異なります。特に人気車種であれば、早いタイミングでの売却によって高価買い取りにも期待できるはずです。

乗りたい車がある場合や何かこだわりがあるなら、5年での買い替えを検討してみてもよいでしょう。

出典

一般社団法人 日本自動車工業会 2023年度乗用車市場動向調査について

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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