【野球】「代表候補としてふさわしい行動を」エース・外丸東眞が日本代表候補合宿に参加 紅白戦で2回無失点の好投

侍ジャパン大学代表選考合宿が22日、神奈川県平塚市内にあるバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた。慶大からはエース・外丸東眞(環3・前橋育英)と日本代表の監督として堀井哲也監督が参加。この日は紅白戦が3試合行われ、外丸は第2試合に先発登板した。持ち味のコントロールを生かし2回を投げ、無失点と好投を披露した。

全日本大学野球選手権が青山学院大の優勝で幕を閉じ、約1週間が経った。22日から3日間、全国の大学から精鋭が集まり、「プラハ、及び、ハーレム・ベースボールウィーク」に出場するメンバー選考の合宿が行われる。22日は紅白戦が3試合あり、選手たちは普段守らないポジションに入るなど、様々なことを試す機会となった。

2回無失点でアピールした外丸

慶大からはエースの外丸が選出され、この日は紅白戦の第2試合に先発登板。初回、先頭の早大・印出太一(スポ4・中京大中京)をフルカウントから見逃し三振に切り、いきなりの早慶対決は外丸に軍配が上がった。続く打者も一邪飛、中飛に打ち取り、三者凡退と上々の立ち上がりを見せた。

2回、先頭の法大・中津大和(営4・小松大谷)を詰まらせたものの、二塁手と右翼手の間に落ちる安打を打たれる。それでも、続く打者のバットを折りながら投ゴロに打ち取り、好フィールディングで二塁を封殺とした。さらに相手の盗塁死で2死後、続く打者に三ゴロを打たせ、この回も無失点とした。

投ゴロを素早く処理する外丸

2回31球を投げ打者7人と対戦し、被安打1四死球1奪三振1で無失点の好投を披露した。日本代表入りへ向け大きなアピールとなった登板。「他に良いピッチャーがたくさんいるので、僕は球速を求めたりせずに自分の持ち味出していこうと。それが出たので良かったと思います」と外丸は振り返った。

選考合宿は24日まで続き、最終メンバーは24日の練習後に発表される。残り2日間の候補合宿に向け「日本代表候補としてふさわしい行動を取っていきたいと思います」と意気込んだ外丸。慶大のエースが日本代表ユニフォームに袖を通すことを期待したい。

(記事:大泉洋渡、写真:工藤佑太、加藤由衣、ウジョンハ)

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